1.読む時間が足りない…
あなたはTOEICのリーディングパートを解くときに「時間が足りず最後までいかない…」もしくは「時間がぎりぎりで見直しの時間がない…」と悩んでいませんか?
75分という限られた時間のなかで100問の問題をこなすのはかなり難しいですよね。
TOEICではスピードもとても大切なのでそこをどういう風に解くかがカギになってきます。
わたしも最初はなかなか時間が足りず最後の方は焦っていたのですが、ある解き方に変えてからは20分ほどの時間を見直しに使えるようになりました。
それは「文章を全部読まない」という方法です。
もちろん英語を理解するスピードを上げるのも有効です。
しかしそれよりももっと早く点数を上げる方法がこの「文章を全部読まない」という解き方なのです。
わたしはTOEICの指導をしているのですが、みなさんにこのコツを実践してもらうと、制限時間内に解ける問題数がかなり増えました。
この記事ではとくにPart5の問題の解き方とパターンを詳しく紹介しています。
ここで時間を大幅に短縮すると、長文にもっと時間をかけられるようになるのです。
あなたもこの方法を実践して最後まで余裕を持って問題を解けるようになり、点数の大幅アップができますよ!
2.TOEICリーディングセクション Part5の3つの解き方!

①選択肢を見る
Part5を解くときに一番始めにすることは、「選択肢を見る」ということです。
選択肢を見ることで、その問題がなにについての問題なのかが判断できます。
例えばこのような問題があったとします。
①is
②are
③were
④was
選択肢を見ると、「これはbe動詞の活用についての問題だな」ということがわかります。
ということは、そのbe動詞の活用を判断するのに必要な部分のみを見ればいいのです。
選択肢には現在形と過去形の形があるのでまず「時間」を確認します。
さらにisとwasは単数形の主語に、areとwereは複数形の主語につくので「主語が単数形か複数形か」を判断すれば答えがわかります。
②必要な部分のみを見る
つまり「主語」と「時間を表わす単語」を見ればいいのです。このように文章を読まなくてもヒントになるところだけを見れば一瞬で答えが出ます。
この例題では主語が単数形か複数形かを判断することで選択肢が絞られ、さらに時間が過去か現在かを判断すれば答えが決まります。
その手がかりとなる部分だけに注目すればいいのです。
③正解を判断する
この問題は主語がTom and Chris、最後にyesterdayとあることから、過去形の複数形につくbe動詞のwereが正解です。
このように文章の意味を理解しなくとも正解できるのです。
この方法で文章を読む時間を削減でき、楽に速く解くことができるのです。
またPart6の問題も同じように解けるものがほとんどなので、Part6を解くスピードもかなり上がると思います。
3.TOEICリーディングセクション Part5 パターンを知ろう!

ここではTOEICのリーディングセクション Part5のパターンを解説していきます。
①単数形・複数形
②時制
③品詞
④呼応の表現
TOEICのPart5の問題はたいていこの4つの内のどれかにあたります。
もちろん語彙の問題で単語と文章の文脈も踏まえて答えなければいけない問題もありますが、それ以外だとこの4つのパターンに当てはまることが多いです。
①単数形・複数形
これはこのような問題です。
①another
②most
③every
④others
選択肢を見て空欄を見ると、これはそのあとの単語が単数形・複数形が手がかりであることがわかります。
anotherやeveryはその後の名詞が単数形になり、mostは複数形になります。
othersは名詞の前に使われず、単独で使われるので消去となります。
そしてそのあとの単語をみると複数形になっているので、正解は③です。
このように単数形・複数形が手がかりになる問題が1つめのパターンです。
②時制
Only a few people ________ the halloween party yesterday.
①attend
②will attend
③are attending
④attended
選択肢から時制についての問題であると判断できます。
そして「時間を表わす表現」をみると最後にyesterdayとあるので、正解は④です。
このような時制についての問題もよく出題されます。この問題でyesterdayと一言で時間がわかりますが、that was held for an employee.という風に一語でないときもありますので、注意しましょう。
③品詞
Lisa will __________ quit the job because she found a better one.
①probable
②probably
③probabilities
④probability
選択肢から品詞についての問題であることがわかります。
①は形容詞、②は副詞、③は名詞の複数形、④は名詞の単数形になっています。
品詞を判断する時は、空欄がどの単語にかかるのかを判断する必要があります。ここではquitという動詞にかかっているので、答えは②の副詞probablyです。
④呼応の表現
________ Monica and Jerry were in charge of the new project.
①Both
②Neither
③Either
④So
「呼応の表現」とはよくセットで使われるような表現です。
例えば、not only A but also B 「AだけでなくBも」という表現が呼応の表現にあたります。
ここでも、この表現が問題になっています。
最初のBothはBoth A and Bという形、NeitherはNeither A nor Bという形、EitherはEither A or Bという形でつかわれます。
Soは接続詞でここでば文章は繋がれていないので、消去となります。
これをふまえると、直後にMonica and Jerryという表現があることから、①のBothが正解となります。
この4つのパターンを頭に入れて問題を解いていくと、徐々にどこに注目すべきなのかがつかめてきます。
すると本番でも文章全体を読んで意味を理解する必要はなく、数語を見て正解を簡単に出すことができるのです。
4.PART5で時間短縮して余裕を作ろう!
Part5の時間配分の目安は大体15分と言われています。
またPart6の時間配分の目安は10分です。
この方法を実践するとPart5とPart6を合わせて5分~10分の時間短縮ができるので、その後の長文に時間を多く回せます。
それによって今までよりも多くの問題数を解くことができ、また見直しの時間を確保することができます。
あなたもこの方法を実践し、余裕をもってリーディングセクションを解き、得点をかなり取れるようになりませんか?
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