【TOEICを受験したほうがいい2つの理由!】
理由1、ビジネス英語のスタート地点に立てる!
理由2、リスニングとリーディングの土台が完成する!
あなたはTOEICを受験するかどうかで迷っていますか?
ビジネス英語能力を目に見える形で証明できる資格の1つとして、日本では毎年250万人以上が受験しています。
約70%の企業が学生を採用する際の英語力の判断基準にしているともいわれています。社会人にとっては昇格や転職の際にスコアを求められることが多いですよね。
でもTOEICの受験は実は無駄という人も多くいます。それはおもに以下の理由からです。
・リスニングとリーディングしかないから実生活で使えない
・TOEICのリスニングができても実際ネイティブが言っていることはわからない
・高得点じゃないとスコアを書いても意味がないと言われた
確かにTOEICにはスピーキングのテストはありません。それにはTOEIC SW という別のテストがあります。S=スピーキングとW=ライティングの略です。
ですからTOEICが高得点でも英語が話せない人はいます。実際私の父は趣味でTOEICを受けていて800点台のスコアですが英語は話せません。ですが英語で新聞を読めます。
次にリスニングですが、TOEICのリスニングは「すごくきれいな」数種類のアクセントで出されます。全国放送のテレビやラジオのアナウンサーレベルです。
実際ネイティブがみんな「すごくきれいな」アクセントで話すわけではないですよね。ですからTOEICのリスニングが聞き取れたからと言って、ネイティブが言っていることが全部分かるようにならないのは当たり前なんです。
スコアは高得点の方が確かに見た目はいいです。でも高得点でなくても意味がある「見せ方」をすることはできるんです。
私はなんとなくビジネス英語の必要性を感じている人にはTOEICの受験はとてもいいと思っています。TOEICの受験もスコアも必ず役に立ちます。それは以下の理由からです。
理由1、ビジネス英語のスタート地点に立てる!
理由2、リスニングとリーディングの土台が完成する!
これから詳しくお話します。

【プラスになる理由1ービジネス英語のスタート地点に立てる!】
グローバル化が進む今の社会では90%以上の日本人が英語の必要性を感じているそうです。そんな世の中ですから絶対英語がかかわってこない仕事を探すというのは難しいですよね。
「じゃあビジネス英語の勉強を始めよう!」となるわけですが、「ビジネス英語」と一言でいっても業種や職務内容によって求められる英語は違います。
「ビジネスに使う英語」というだけでは目的がぼやけていて、勉強の方向性やゴールを設定しにくいものです。学生さんには特にそんな状況の人も多いのではないですか?
「とりあえずビジネス英語を学び始めてみよう」というのも立派なモチベーションです。
そんなときごく普通のビジネスシーンが問題に使われているTOEICは、すべてのビジネス英語に通じるスタート地点として最適のものです。
ですから私はTOEICの受験をオススメします。
【プラスになる理由2ーリスニングとリーディングの土台が完成する!】
TOEICの受験勉強だけでは会話はカバーできません。それは当たり前です。
でもビジネスシーンで会話ができるようにするためには、TOEICのリーディングとリスニングがベースになります。仕事で話す日本語と、家や学校で家族友人と話す日本語は違いますよね?
英語もそうです。ビジネスシーンで使う英語と気安く日常会話をする英語では単語や言い回しなどが違ってきます。
そこでビジネス会話をできるようにするためにはTOEICの受験が土台になってくるのです。TOEICのために学ぶ単語・文章・内容がアウトプットするために必要な材料になるということです。
私は長期留学経験があって英語が話せる人材として以前の会社に勤めていました。TOEICもそれなりの高得点でしたが、それでも数年間英会話レッスンを会社で受けていました。
なぜかというと私の話す英語がビジネス仕様ではなかったからです。
当時の英会話の先生には「あなたは思ったことをそのまま英語で口に出すと学生っぽさが抜けないから、TOEICの問題シーンを思い浮かべるつもりで文章を組み立てて話してみなさい」と言われました。
英語で話すことは得意なつもりだったのですが、ビジネスシーン向きではなかったんですね。
リスニングもそうです。
TOEICのリスニングの勉強は常に「いつ・どこで・だれが・なにを・どうした」いわゆる5W1Hを意識して聞く練習なんです。
これはビジネス会話でとても大切になってくる「必要な情報を聞き取る訓練」にもなります。

【高得点スコアだけがすべてではありません】
企業が学生に求めるTOEICのスコアは600点がガイドラインだそうですね。人気企業なら700点以上などと言われています。
すでに会社勤めをしている人が転職・海外異動・昇格などに「必要最低限」とされるスコアはもっと高いですよね。
じゃあガイドラインに達していない点数は書くだけ無駄ということでしょうか?そんなことありません。もちろん基準点に達しているに越したことはありません。
でも達していない場合でも、そのスコアを記載して今後どうやってスコアを上げていく計画があるかを、面接官にプレゼンテーションしてみて下さい。
例えば1回目と2回目でどの位スコアが上がっているか。スコアが低かったカテゴリーの受験法をどう変えてたか。
そしてその成果を試す3回目にはどの位のスコアを予想しているかなどです。
以前勤めていた会社でチームの新メンバーを面接していた時、最終面接に2人の候補者が残りました。この2人はTOEICの点数以外のスキルセットはほとんど差がありませんでした。
私たちはTOEICの点数が低かった候補者を新メンバーとして採用しました。なぜだと思いますか?
その候補者はリスニングの得点が低かった原因が、アメリカンアクセントの聞き取りにあると分析していました。
そして勉強方法の改善点を見つけた上で、これからも受験を続けることを面接でアピールしたからです。
もう1人の高得点だった方の候補者からは、それ以上勉強を続けるかどうかの話は出ませんでした。
彼の英語の勉強に対する努力はもう終っているという印象を受けたのです。採用する側は問題を知って努力を続ける姿勢を持った人と仕事をしたいものではないでしょうか。

『TOEICの受験がムダになることはありません』
きれいごとかもしれませんが、ムダな勉強なんてないと思いませんか。大切なのはいつどんな勉強が必要なのかを見極めることです。
例えば卒業後は就職せずに海外留学をすることが決まっている人は、TOEICを受験してもあまり意味はないでしょう。
アカデミック英語とビジネス英語では受ける試験も勉強方法も違ってきます。
でもあなたがこれから何らかの形で仕事に英語を使おうと考えていて、ビジネス英語の初めの一歩を踏み出そうとしているなら、TOEICの受験はとても有意義だといえるでしょう。
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