『TOEFLって何点とれば良いの?』
留学をするとなると、必ず必要になってくるのが「TOEFL」ですね。
その点数によっても入れる学校が決まったり、もらえる奨学金の量を左右したり、留学生にとってはかなり重要なテストなのです。最近では180カ国で実施されており、世界中の留学希望者たちが競い合っています。
では、自分がどのレベルなのかというのが気になるところですね。ここでは、各点数がどのくらいのレベルなのかをご紹介していきます。

「各点数の目安のレベル」
0点ー60点
120点満点のテストですが、第一回目に受けるテストの点数として、だいたい60点が平均の点数です。TOEFLは4時間という長時間で構成され、問題の出題の仕方も独特のものなので、慣れというのは点数に影響していると思います。TOEFLを初めて勉強する人は特に、集中力をつけるのと問題の構成をよく把握することが、少しでも良い点数を獲得するための鍵です。
私は、高校2年生の時に初めてテストを受けたのですが、恥ずかしいことに全く勉強をせずに受けてしまいました。そして、問題を読むだけだと思っていた時間は、実は解く時間ではじめの1セクションは無回答で終わってしまったという悲しい経験があります。あの時は何も分かってなかったので、勉強を始める前にまずは問題構成を把握しておくことが必要だと強く感じました。
60点で留学が出来るのかというと、アメリカやカナダのだいたいの学校が60点の人には入学前に語学学校へ通うことや最初のセメスターはESLの授業を取ることを条件に入学を許可してくれます。入学前に語学学校へ通ったりESLのクラスをとると、余分にお金がかかってしまったり、卒業時期が遅れてしまう可能性はあります。
しかし、日本の英会話学校などで勉強するよりは英語の環境へ行き、勉強したほうが身に付くのが早いので、条件付き入学でも海外へ行ってしまうことをおすすめします。
また、私の場合は入学時に80点を求められていて、79点しか取れなかったのですが入学を認めてもらい夏の間にアメリカでTOEFLを受験し82点まで上げることができたので、語学学校は免除されました。学校によって、フレキシブルに対応してくれるので志望校を探す際には、何点必要なのかをしっかり確認しましょう。
奨学金をもらうためには、自分の専攻で秀でた才能がある場合TOEFLと高校で飛び抜けて良い成績を取る必要があります。入学する時点で60点前後の場合は、奨学金を手に入れるためにもTOEFLを受け続けた方が良いと言われています。
60点-80点
日本人がTOEFLの勉強を初めて3ヶ月のころに受けると、だいたい平均点が60から70点のようです。最近では、日本の大学でもTOEFLの点数を大学受験の一つの選考対象として認める傾向があります。外国語専攻の合格条件は70点から80点を必要としており、海外の大学入学にも条件付き入学を逃れるためにも80点は取っておきたい点数です。
ちなみに、アジア圏の他の国と比較すると、シンガポールやタイの初受験の平均点が80点となっているため、日本人の点数はは低い水準になっています。
私が高校生のときに通っていたTOEFL用の学校では、目指す点数によってクラス分けがされていましたが、80点を目指すクラスが一番おおく開設されていました。
80点ー100点
多くの日本人留学希望者にとって、80点が大きな壁と言われています。順調に点数を上げてきたものの80点を越えると、なかなか点数が上がらないのです。私の周りにも3回テストを受け82点、80点、81点、という順に同じような点数を続けて取っている人がいました。
そんな時にTOEFLの学校の先生が言っていたことは、自分の一番得意な分野を伸ばすことです。TOEFLには、リーディング・ライティング・スピーキング・リスニングの4つの分野があります。苦手な分野を伸ばすことより、得意な分野を最大限に引き伸ばすことがポイントです。
80点を越えることができれば、海外の大学院に願書をだすことも可能です。
100点ー120点
ビジネスでトップの大学院や、就職率がとくに良い大学院では、だいたい110点以上のTOEFLの点数を求められます。この110点というのは、就職をする人向けの英語のテスト、TOEICでいうと満点の990点くらいだと言われています。この事実が、TOEFLテストの難しさを物語っていますね。
大学院レベルになると、TOEFLはあくまでも足切りの判断に使われるため、点数はもちろんのこと、これまで勉強してきた内容や職歴・これから成し遂げたい目標などが問われます。海外の大学院で、理系など特殊分野のトップクラスでないかぎり奨学金が出るというのは稀で、奨学金をもらう代わりにリサーチアシスタントやティーチングアシスタント・フェローシップなどの制度を使って学費を割り引いてもらうことができます。
しかし、このアシスタントシステムも現地のアメリカ人の生徒を相手にスポットを争うため、かなり難易度が高いと言われています。
なお、日本の外資系企業に就職するためには、会社にもよりますがだいたい100点あればすんなり入れると言われています。

『他のテストと比較してみよう』
TOEFLを初めて受けた人のために、自分のスコアがはたして他のテストに換算するとどの位のレベルなのかをご紹介します。
TOEFL(iBT): 109ー120
TOEFL(PBT):630-670
TOEIC:960以上
IELTS:8ー9
英検:該当なし
TOEFL(iBT):100ー108
TOEFL(PBT):600ー627
TOEIC:875ー950
IELTS:7-7.5
英検:1級
TOEFL(iBT):61ー99
TOEFL(PBT):500ー597
TOEIC:645ー865
IELTS:5ー6.5
英検:準1級
TOEFL(iBT):41ー60
TOEFL(PBT):437ー497
TOEIC:470ー635
IELTS:4ー4.5
英検:2級
TOEFL(iBT):32ー40
TOEFL(PBT):400ー433
TOEIC:300ー465
IELTS:3ー3.5
英検:2級
TOEFL(iBT):26ー31
TOEFL(PBT):380ー397
TOEIC:240ー290
IELTS:3
英検:3級
いかがでしたか?
自分のスコアのレベルを知ることで、あとどのくらい点数が必要なのかを明確にすることができます。TOEFLでより高い点数を取ることができれば、そのあとに留学もきっと充実した楽しいものに、そして最高の思い出を作ることができるはずです。素敵な学校生活が送れるよう、目標に向かって頑張っていきましょう。
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