1.なかなかスピーキングが上達しない…
「英語の勉強はある程度してるのになかなかスピーキングが上達しない…」「いざネイティブの人と会話することになると頭が真っ白になってしまう」という悩みがありませんか?
わたしは今はTOEIC対策を生徒に教えていて、子どもの頃から英語が好きでした。
洋楽を繰り返し聞いたり、たくさんの洋書を読むほどです。
大学生のときに初めてアメリカ人の先生と英語で話をする機会がありました。
そのときまでは英語に対して得意な意識があったので大丈夫だと思っていたのですが、いざ話すときになってびっくりしました。
いままで散々やってきた単語がまったくでてこず、簡単な文法まで間違えてしまいました。
簡単な文法も会話になると出てこなくなり、さらに読めば簡単に理解できるなんということのない表現もまったくおもいうかばず、とても落ち込んでしまった記憶があります。
しかし、ドラマや映画を使ってスピーキングを練習している内に、すらすらと英語が出てくるようになりました。
それが、「シャドーイング」という方法です。
相手のしゃべていることをひたすらマネてしゃべるやり方ですね。
さらにわたしはこのシャドーイングという方法によって、さらにスピーキングが上達したのです。
その方法をこの記事では具体的な手順を追って説明していきます。
2.シャドーイング練習法!

①好きな映画がドラマを選ぶ
英語を学習するうえで大切なことは、「反復すること」です。
毎日反復することを習慣にできるかが英語をマスターできるかどうかのカギになります。
そのためには、自分の好きな映画やドラマを観ながらスピーキングを練習することが一番効果的ですし、続けることができるのです。
嫌いな教材を使ってもスピーキングの練習は続けられませんよね。
わたしはスピーキングを練習するときには『フレンズ』というアメリカのコメディードラマを使って勉強しました。
このドラマにとてもはまってしまい、10シーズンあるこのドラマを20~30回は通して観たと思います。
わたしにとってそのドラマはそのくらい観ても飽きないドラマでした。
そしてそれが、私が英語を続けられたひとつの秘訣でもあります。
あなたもこれくらい観ても飽きないといえるドラマか映画をまずは見つけましょう。
ジブリなどの映画が好きであれば、海外向けに翻訳されているものがあるのでそれも利用することができます!
②字幕を付けずに見る
好きなドラマか映画を選んだところで、一度字幕をつけずに見てみましょう。
もちろんそのときに登場人物がなんと言っているのかに注目して観ることが重要です。
できるだけ自分で理解しようとする意識で聞き、それでもなんて言っているかわからないところはメモをするなどして控えておきましょう。
また、ストーリーや登場人物の表情、周りの景色などにも気をつけてみると、あとで英語をよく理解する手助けになります。
③セリフとその意味を確認する
ここで字幕をつけて観て、セリフを確認しましょう。
この時に文法や語彙を含めて意味を丁寧に確認していくことが重要になります。
そして、意味がわからなかったセリフはノートなどに書き写して繰り返し見て覚えられるようにしておきましょう。
また、「これは日常生活でも応用すれば使えそうだな」と思ったセリフ、「これは知らなかった文法や単語が使われているな」と思ったセリフも同時にメモを取っておきます。
このメモがシャドーイングをする上でとても大切になってきます。
ここでも、全体のストーリーや登場人物の表情などに照らし合わせてセリフを見ていくことが重要になります。

④ひたすらマネしてしゃべる
読まれるセリフを聞いて、聞こえてきた単語を同時に復唱していくという練習です。
これはスピーキング力はもちろん、リーディング、リスニング、ライティングにもかなりの効果があります。
方法は、こちらの動画を参考にしてください。
ここで先ほどメモを取ったセリフのところを再生し、自分が同時に同じスピードで発音できるようになるまで何度も何度もシャドーイングを繰り返します。
そしてこの練習をたくさん繰り返していると、徐々にメモを見なくてもいいようになります。
ここまでくると、一度シャドーイングをやめ、今度は自分だけで先ほどのセリフを復唱してみましょう。
そして同じスピードでつまらず言えればOKです。
シャドーイングに慣れてくると、メモをとらなくても頭で意味を理解して練習できるようになってきます。
最初の内はかなり難しいので、メモをとって文法や語彙を確認し、そしてシャドーイングを練習することをおすすめします。
⑤覚えた表現を使って英作文をしてみる
スピーキング力をさらに上げるため、先ほど覚えた表現の単語を変えて、自分なりの英文をつくって言ってみましょう。
日常生活を想像してみて、「こういう場面でこの文章は使えそうだな」という表現を作ってみるといいです。
こうして覚えた英語を頭の中で応用していくことで、実際にそのシチュエーションがあったときに表現がすらすらと出てくるようになると思います。
この段階ではおそらく頭の中で日本語から英語に訳さずにすらすら言えるようになっていると思います。
これができると、英語脳が作られている証拠です。
英語脳ができているということはスピーキング力も上がっている証拠なのです。
そして、このようにして覚えた表現や文の構造、文法をどんどん頭にストックしていくことで、いろいろな意味の文章を作ることができます。
これがそのままスピーキング力に直結しているのです。
3.英語が問題なく話せるように!
シャドーイングを行ってセリフを覚えるくらいまで復唱し、さらにそれを応用させるところまで練習することで、日常生活のいろいろな場面に使える表現が増えてきます。
すらすら言えるようになっても繰り返し練習をすることで、頭に表現が染みついて、英語をはなしているときに口をついて出てくるようになります。
このようにシャドーイングはスピーキングにかなり効果的なので、ぜひ練習して英語がすらすらとしゃべれるようにしましょう!
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