七草粥を英語で説明?意外と知られていない日本の風習を紹介しよう!

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なぜ日本の風習を知る必要がある?

私はイギリスに住んでいるのですが、新しい友達ができるたびに『お寿司の作り方教えて!日本人なのにお寿司作れないの?』という無茶振り悩まされます。

海外でホームステイや留学をすると、日本の文化や習慣について質問されたり、日本食を作って欲しいと言われる機会が多くあります。

でも、日本人だから知っていて当たり前と思われていますが、意外と聞かれるまで考えたことがなかったようなことも多いですよね。

海外では、自分の国のことを知らないと不思議に思われてしまいます。

基本的な日本の風習について、英語で説明できるように準備しておきましょう!

今回は、まだあまり知られていない、1月7日の『七草粥』をご紹介します。

英語で説明して、ホストファミリーや友達を日本好きにしてしまいましょう!

七草粥の基礎知識

春の七草、言えますか?

英語の前に、七草がゆについての基礎知識を少し。

まずは、『春の七草』覚えていますか?

セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロ

確か子供の頃習いましたよね?

私はすっかり忘れていました…

ゴギョウはハハコグサ、ハコベラはハコベ、スズナはカブ、スズシロはダイコンのことです。

七草粥の意味と由来

1月7日の朝に、まな板の上でそれぞれ7回ずつ、合計49回包丁で叩いた七草をご飯に入れて、塩で味付けした七草粥を食べて無病息災を祈ります。

この習慣は平安時代からありましたが、江戸時代になって民衆に広まり定着したそうです。そんなに古くからある習慣だったのですね。

無病息災、つまり、『今年も健康で暮らせますように』という願いと、お正月に食べ過ぎ、飲みすぎで疲れた胃腸をいたわるという意味もあります。

英語で言ってみましょう!

七草粥は英語で何という?

七草粥は英語で、『Seven herb rice porridge 』といいます。

Seven = 七つの
herb = ハーブの(ここでは、形容詞的な役割なのでherbsではなく、単数系のherbと使います)
rice = お米の
porridge = お粥

『Porridge(ポリッジ)』は、オートミールなどをふやかして作ったお粥のことなので、本当ならお米のお粥は『Congee(コンジー)』なのですが、『Rice porrige』とした方が、海外の人にはイメージが湧きやすいようです。

イギリスではCongeeで通じます。

七草をはそれぞれ英語でこう呼ばれています

セリ = water dropwort
ナズナ = shepherd’s purse
ゴギョウ = cudweed
ハコベラ = chickweed
ホトケノザ = henbit
スズナ = turnip
スズシロ = daikon radish

七草粥の習慣を英語で説明してみましょう

あまり細かいところまで説明しようとすると、逆にわかりづらくなってしまいますので、まずはシンプルに

1. 七草粥とは何なのか?
2. 何のために食べるのか?

という、大まかな説明をしましょう。頑張って七草を英語で覚えて伝えても、おそらく相手も何のハーブだか知らないと思いますので…。

1. 七草粥とは何なのか?

On the morning of the 7 the of January, Japanese people traditionally eat ‘ Nanakusa-gayu’, which is rice porridge with seven herbs. This custom started sometime in Heian period and became popular in Edo period.

2. 何のために食べるのか?

We eat Nanakusa-gayu for our good health during the year and to rest our stomach after eating too much festive feast.

(訳)1月7日の朝、日本人は七草粥を食べる伝統があります。この習慣は平安時代に始まり、江戸時代に人々に広まりました。その年の健康を祈って、そして、お祝い料理を食べ過ぎた胃腸を休めるために七草粥を食べます。

海外で七草粥を作ろう!

さて、七草粥を英語で説明して興味を持ってもらえたら、今度は『食べてみたい!』となりますよね。

作り方は、ダシをとったお湯にご飯を入れて、叩いた七草と塩を入れてグツグツさせるだけのいたって簡単レシピです。

[Nanakusagayu (Seven Herbs Rice Porridge / Congee) Recipe 七草粥 レシピ – YouTube]

海外では七草が手に入らない

作り方は簡単ですが、問題は七草をどうやって手に入れるかですよね。

日本では、1月6日にスーパーや八百屋さんで、セットになった七草が安く手に入りますが、海外ではそう簡単にはいきません。

でも、実は日本国内でも、地域によって七草の種類や、おかゆに入れる具材が違うのはご存知ですか?その土地で手に入る野菜やハーブで七草粥を作ってしまいましょう!

ミックスサラダを活用しよう

私がよく使うのは、スーパーで売られている『Spring herb Mix』のような、袋入りのサラダを使う方法です!

水菜、ルッコラ、クレソン、コリアンダー(パクチー)などが入っていることが多いです。

ダイコンもたまにスーパーに並んでいますが、なければカブ(radish)、スズナ(turnip)あたりは簡単に手に入りますよね。セリは、同じセリ科の人参の葉っぱで代用できます。

これで七草がそろいました!

それぞれ7回ずつ包丁で叩く、七草叩きの儀式も忘れずに、住んでいる国バージョンの七草粥を作りましょう。

海外留学は日本を再発見するチャンス!

私は日本を離れてからの方が、逆に日本の伝統や風習について学ぶことが多くなったように思います。

海外の友達が日本について興味を持ってくれるのは嬉しいことなので、それに応えようと自然に日本の文化について勉強するようになりました。

他の国からの留学生を見ても、留学先の文化は学びつつも、自分たちの国のアイデンティティーはしっかり持ち続けている人が多いです。

海外留学は、英語や海外の文化を学ぶことだけが目的ではなくて、日本を再発見する最高のチャンスです!

海外でしっかり日本の文化について伝えられるようになったら、素敵ですよね!

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