近年ますます子供向け英語学習の人気が高まってきています。
私の周りには私自身も含めて日本人で英語話せる人が多くいますが、その人たちが子供の頃はどうしていたか聞いてみました。
・子供の時は家でしか英語をやっていなかった。
・小さいころ家で英語のテレビを見ていて、英語文化に興味を持ったから勉強を続けた。
英会話教室に通ってたり、まとまった英語教材を使っていた人はあまりいませんでした。
私自身もそうでした。一番記憶に残ってるのは車の中で聞いていたマザーグースの歌です。今も歌えます。
子供が小さいうちは高い教室や教材を使わなくても、家で気軽に英語に親しめるようにすることをオススメします。
ここでは自宅でできる生後間もなくから小学生までが英語に親しむ方法を、3つの年代別に分けてそれぞれのポイントとおススメをご紹介します。
【0才〜3才までの英語学習法!】
日本語も英語もあまり区別がないこの時期は、よく耳にする「英語耳」を育てるのにいい時です。リズムのいい英語の歌のCDや、歌やダンスが多い子供向けテレビ番組を見せてあげるといいですよ。
ポイントは、
・長すぎず1回15分から30分程度にしましょう。
・同じものを繰り返して見せたり聞かせたりするのが大切です。
オススメは、
・”The Wiggles”「ザ・ウィグルス」という4人組の音楽番組。歌と踊りを中心にストーリーを展開していきます。オーストラリアで活躍中の彼らは世界中で大人気です。
・”Mother goose”「マザーグース」の歌。サンプルCDなど無料で手に入ったりしますよね。公立図書館にもよく置いてするので探してみて下さい。
・”Baby Einstein”「ベイビー・アインシュタイン」。アメリカの乳幼児向け番組です。DVDですが音声だけでも楽しめます。

【4才~8才までの英語学習法!】
リスニングに合わせてアルファベットも紹介していきたい年代です。テレビ番組、オーディオブックとアルファベット絵本のオススメをご紹介します。
1.テレビ番組
この年代向けには選ぶのに困るほどたくさんのオススメがあります、子供の好きな遊び、興味があることに合わせて選ぶときっとお気に入りが見つかりますよ。
いつも違うものを見せるより、気に入ったものを何度も見る方が効果があります。
・ぜったいおススメ→NHKの「えいごであそぼ」。「日本人の子供が初めて英語にふれる」ことを本当によく考えられて作られていますよね。
・電車が好きな子には→「機関車トーマス」や「チャギントン」
・女の子に人気なのは→「ドーラ」やディズニーのもの。
・動物が好きな子には→「おさるのジョージ」や「オクトノーツ」など。
2.オーディオブックとは朗読CD付きの絵本です。朗読を聞きながら本を読むことで、聞いている言葉と見ている文字が一致しますので、単語が覚えられ発音も自然に身に付きます。
・”The Very Hungry Caterpillar”「はらぺこあおむし」でおなじみですよね。エリック・カールは他にもたくさん絵本があります。どれもリズムよく読めて面白いですよ。
・”The Wheels on the Bus go Round and Round”日本語名は「バスのうた」。替え歌で延々と続きます。
・”The Tiger Who Came to Tea” 日本語名は「おちゃのじかんにきたとら」。ストーリーがしっかりしていて年長さんくらいから楽しめるでしょう。ジュディス・カーという作家の作品。
・”MOG the forgetful cat” 「わすれんぼうのねこモグ」同じくジュディス・カー作です。
・”The Gfuffallo”日本語名は「グラファロ もりでいつばんつよいのは?」ジュリア・ドナルドソン作。この方も沢山オーディオブックが出ています。
子供向け英語のオーディオブックは日本で入手できる種類が少ないかもしれません。そんな時は以下の方法を試してみて下さい。
・公立図書館にリクエストをだす。地域によると思いますが、私の住んでいた地域ではニーズがあるということで購入してもらえることが多かったです。
・YouTubeで探してみる。例えば’CBbeebies Bedtime Stories’で検索してみて下さい。 余談ですがCBbeebiesはイギリスBBC放送の子供向けチャンネルです。
3.アルファベット絵本は沢山ある中から子供の好みに合わせて選んであげるのがいいですよね。私の周りで名前が出てきた本は、
・”Dr.Seuss’s ABC: An Amazing Alphabet Book!”ドクタースースは他の本もオススメです。
・「絵本ABC」五味太郎 作絵
・”Thomas’ ABC「きかんしゃトーマス ABC絵本」
子供のころ好きだったキャラクターのABC本が王道のようです。

【9才~12才までの英語学習法!】
「見る」・「聞く」のインプットに加え「言葉に出す」アウトプットを始めるといい時期です。
1.ラジオの英会話を日課にしましょう。私の人生初の英語学習も「ラジオ基礎英語」でした。今の私の英語力の土台だと信じています。
聞きながら会話文の口に出して練習をするのが目的です。単語や文法で分からないところがあっても大丈夫です。
この年頃には勉強する習慣もついているはずなので、ダウンロードしたりして毎日決まった時間に聞いてみて下さい。
週に1回まとめて聞くよりは、できれば週に3−4回に分けて聞いた方が効果があります。
・NHKラジオ「プレキソ」。私が子供のころはなかったですが、周囲の評判もいいです。
・NHKラジオ「基礎英語1」。中学生対象となっていますが、小学生高学年からでもいいと思います。文法ではなく例に合わせて言ってみることにフォーカスしましょうね。
2.話すチャンスを作りましょう。
この年代の子供たちは学習と結果を結び付けられますから、少しでも話してみると得るものが多いと思います。
例えば、
・オンライン英会話をトライアルをしてみる。
・家族で海外旅行を計画しているなら、子供に英語を話すチャンスをあげてみましょう。
カフェで水を頼んでもらったり、買い物の値段を聞いてもらったりしてみてください。1センテンスでも十分ですよ、通じても通じなくてもきっと心に残る経験になります。
以上いかがでしたか。小さいころから遊びをからめて楽しく英語に接し続けることできっと英語が好きになります。
英語を好きになることが将来の英語力に大きく影響してきます。
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