『海外に移住するためにはどのくらい費用がかかるの?』
よく「老後はハワイに住みたい」「定年したらアジア圏ののんびりした国で生活がしたい」という老後のプランを耳にしますね。仕事を退職してしまえば、いままで貯めてきたお金をやりくりしながら、ゆったりとした生活を送れます。
しかし海外へ移住するのは、必ずしも歳をとってからでなくてはいけないという決まりはありません。移住を決めて移住した国でお金を稼ぐことは可能ですし、一度きりの人生はあこがれの・大好きな地で生活をしたいと思うのは素敵なことです。
私も、大学時代にアジア、ヨーロッパ、アフリカなど、たくさんの世界の友達を作りましたが、自分が体験したことのない生活を送っている友達の様子を聞くだけで、わくわくしたものです。
学生時代には旅行をたくさんし、色んな国を見るたびに「ここに長期滞在できたら良いな」という国をたくさん見つけました。今回は、海外への移住が気になっているあなたに、どのくらいの費用が必要になるのかをご紹介します。

『常夏の島、ハワイ』
「常夏の楽園」と言われている、ハワイ。年末には、芸能人が休暇を楽しむために行くことで有名ですね。リゾート地ということもあり、ビーチでのんびりする以外は、何をするにもお金がかかってしまうというのが現実です。
飛行機代
ハワイまでの飛行機代は、エコノミークラスであれば10万円程度で行くことができます。若い方なら、チャイナエアラインや大韓航空などが乗り継ぎなどがなくても安く済みます。
生活費
家賃は、東京での一人暮らしとさほど変わらないか、少し高いくらいです。セキュリティーなどのシステムがなく、日本でいうアパートのような場所に住む場合は、10万円から12万円。
もし、日本のマンションのような場所に住む場合は、20万円から30万円ほどかかります。
物価は日本よりも高いため、何をするにもお金がかかってしまうなと思ってしまう可能性があります。
先ほど言ったように、リゾート地でもあるため旅行者向けの有名なパンケーキ屋さんや、レストランで食事をすると一度に20ドルから30ドルかかってしまうこともあります。
ビザ費用
グリーンカードを取得する過程でかかる費用は、合計で10万円ほど。グリーンカードは更新する際に5万円ほどかかります。
内訳はこのような感じです。アメリカに移住するときには、永住権の取得が必須です。永住権が無い場合は、3ヶ月以内の滞在となります。
病院での健康診断 5万円
その他書類 5千円
移民ビザ申請費用 3万円
イミグレーション費用 2万円
ハワイに移住するためには、行くまでの費用が約20万円で行ってからは月に20万円から30万円ほど必要になるでしょう。

『大の親日国、タイ』
タイが移住するのに人気だということを知っていましたか?
インドと中国の間にあるインドシナ半島の中央にある東南アジアの国です。日本とは、600年もの長いあいだ交流をしていて、とても友好な関係を維持しているのです。
首都は「バンコク」で、日本の約1.5倍の広さです。日本でもタイ料理は人気ですよね。私も、少しのあいだタイ料理やさんでバイトをしていたくらい、タイ料理のファンです。ビザをとるのも、比較的簡単で、移住にはとてもオススメの国です。
飛行機代
タイ行きの飛行機のチケットは、5万円ほどで手にいれることが出来ます。また、格安航空を使えば3万円ほどで買うことも可能なので、とてもお得ですね。ゴールデンウィークやクリスマスの時期は、旅行者に人気のスポットということもあり、通常よりも数万円高くなることがあります。
生活費
タイの良いところは、なんといっても屋台が充実していることです。日本のタイレストランで注文すると700円から1000円はする、ライスヌードルが200円以下、タイ料理弁当が350円ほどでたべることができます。タイの食事で1500円以上払うというのは稀で、うんと贅沢したいときに1000円以上払うことがあるくらいでしょう。
タイは一年中常夏なので、冬のジャンパーやコートが必要ありません。そして、そとはあつくても室内はコンクリートの壁で比較的涼しいのでクーラーもそんなに使うことはありません。家賃も東京の半分ほどなので、とても安いです。
ビザ費用
タイの「ノンイミグラントビザ」を取得するために、いくつか条件があります。
①タイ国内で275万以上の預金を持てる人
②月に22万円以上の年金収入がある人
③預金と年金の年間収入が合計で275万円以上ある人
ビザの申請は、2万2千円です。一年ごとに更新の手続きをし、毎回6千5百円ほどかかります。
タイは、物価も安いので移住をして貯金をするのにはオススメの国です。ビザの申請もほかの国に比べて安く、若い人にも人気の国です。費用は、3万円から5万円の飛行機代と275万円以上の貯金があればタイに移住することができます。

『広大な自然のある、カナダ』
首都は「オタワ」というところで、多民族国家の国です。そのため、様々なバックグランドを持ったひとがたくさん生活していて、日本人が移住してもとけ込みやすい環境と言われています。標識にフランス語が使われていることもありますが、すべてのカナダ人がフランス語と英語のどちらも話せるわけではなく、英語さえ話せれば、難なく生活もできます。
飛行機代
カナダへ行く場合は、安ければ10万円から12万円ほどで行くことができます。飛行時間は、カナダの場所もよります。西海岸のバンクーバーまでは約9時間、そして東海岸のトロントに行く場合は約12時間ほどかかります。おなじ国なのに、広いので3時間も所要時間がかわってくるのはすごいですね。
生活費
カナダの物価は、日本と比べれば高いです。そのぶん医療費なども高いのですが、永住権をとればいくら病院に行っても無料になるのでお得です。
家賃は月に12万円ほどです。東京とあまり変わりませんが、家の面積と天井の高さには驚いてしまいます。カナダは広大な土地があるため、同じ家賃を払っていても住めるスペースがたくさんあるのです。電気やガス代は月に7万円ほどですが、冬は暖房をかけなくては寒くて凍えてしまうので、多少高くなります。
ビザ費用
カナダでは、ビザをとるには「学生ビザ」が1万3千円、「就労ビザ」が1万6千円、そして永住権が10万円です。移住するためには、永住権をとってしまうのが、医療費の免除や更新の必要がないためおすすめです。
カナダには、渡航の準備に約20万円と月に20万円ほど払うことができれば移住することができます。カナダは治安が良いところ、「ナイアガラ滝」・「スタンレー公園」など自然が豊富なところ、そして、アメリカに気軽に旅行に行けるところなどが魅力の移住スポットです。
いかがでしたか?
人気の移住スポットと必要な費用をご紹介しました。異国の地に飛び込むということは不安なこともありますが、新しい挑戦や発見をすることができるという魅力があります。日本だけではなく、いろんな国を見て自分にぴったりな国を見つけてみてはいかがですか?
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