1.エッセイを3つの段落で作成しよう
タスク2では様々なトピック(教育・環境・文化・メディア・仕事など)に対して、質問の形式に合わせた回答をエッセイ形式で答えていく必要があります。
近年、インターネットが普及しているが、これを有益と考える人もいるがそうでない人もいる。あなたはインターネットの普及について賛成ですか?
ここでポイントなのが、問いに対して良い答えを見つけようとするのではなく、根拠を基にどう組み立てるかが重要になってきます。
ライティングはとくに日本人はスコアが低い傾向があり、とくにタスク2は配点が2倍ということでハイスコアを得るためには「的を得たエッセイ形式」を書くことが求められます。
私も当初は質問に適した回答ができていなかったりと、なかなかスコアを上げることができませんでした。
では、どうすればハイスコアにつながるエッセイを書くことができるのでしょうか?
ハイスコアを狙うためにはこのエッセイの「構成」が大事であり、ある程度のルールがあります。
アイエルツ専門講師からアドバイスいただいたことが、エッセイの段落を大きく3つに分けて書くと言う方法でした。
エッセイ全体を3つの段落に分けると、
導入 (Introduction)
意見 (Body)
締め (Conclusion)
日本語では最後に意見を求めることが多いですが、英語ではいちばん大事なことは「最初」に持ってきます。
この順番に従って構成することでエッセイ全体の首尾一貫性をアピールすることができます。
それでは、それぞれの段落ごとに詳しく紹介していきます。
ここでは例えとして問題形式を「Do you agree 〜?」といった〇〇に賛成ですか?という問に対して「賛成である」という形で進めていきます。

2.導入 (introduction)
1つ目の段落は「導入」であり、大事なポイントとしては2点あります。
つまり、出題されているトピックの背景と自分のポジション(反対なのか賛成なのか)を述べることです。
背景では、最近の傾向や現状を述べていきます。
例えば「最近のテクノロジーは急激な進歩を遂げている」や「過去は〇〇だったが、現在は□□という傾向である」など広い観点から始めていきます。
そして次は自分のポジションを明確にします。
「私は〇〇について賛成の意見であり、このエッセイではその理由について述べていきます」と言うかたちで導入部分を締めます。
そうすることで、読み手としては全文を読まなくても「導入」を読むだけでエッセイで伝えたいことを大まかに把握することができます。それがアカデミックなエッセイに求められる形式です。
3.意見 (Body)

2つ目の段落は「賛成の理由」をそれぞれ述べていきます。
もし理由が複数あれば、段落を分けて述べていくとより読み手にとって明確な印象をあたえることができます。
この段落で大事なことは根拠をしっかりと盛り込んで作成していくことです。
例えば、「私が〇〇について賛成と考えている1つの理由は□□です。なぜなら△△という根拠があるからです。
また実際に▽▽という観点からもそう考えられます。したがって〜」などと、自分の意見を論理的に述べていきます。
この時、私が大事にしていることは接続詞をうまく活用します。
例えば、
「The reason why 〜; なぜならこれは〜という理由です。」
「In fact, 〜; 実際、」
「From this evidence,〜; この根拠から、 」
「Therefore,〜 したがって、」
これらの形で文と文を繋げていくことで自然と論理的な言い回し方ができるようになります。
私もこのような形を覚え実際に活用していくと、スコアがみるみると上がっていきました。
また、内容を更に深くしていく方法として、あえて逆の意見も盛り込んでいく方法もあります。
その時に使える接続詞として、
「On the other hand,〜; 一方〜 」
「However,〜; しかしながら 」
これらのように自分のは逆の意見にも少し触れておくことで、トピックに対して深く考えていることを印象付けることができます。
4.締め (Conclusion)
最後の段落ではポイントとして、このエッセイの簡単な説明と最後に締めの1分を加えます。
「終わりに、このエッセイは〇〇について賛成の意見を説明してきました。」
ここでは、導入部分で締めた文と似たような内容になりますが、コピーせず必ず別の単語や言い回し方で述べるようにしましょう。
文のはじめ方としては、
「In conclusion, this essay 〜」
そして最後の締めとしては、トピックや自分の内容に対して今後の展望や推奨することなど述べるような形にします。
「今後、〇〇がより発展の傾向を示していくにつれて、将来は□□が管理していく必要があるだろう」と言う形です。
今回ご紹介した上記のエッセイの書き方を習得してから、私のライティングのスコアは6.0〜6.5を安定して取ることができました。
そして、ライティングテストでは時間が限られているため、最初の内は最後まで書き終えることができなかった私が、上記の方法で練習することで十分時間内に書き終えることができるようになりました。
また、この書き方は海外の大学でエッセイの課題がよくありますが、ほとんど同じ形で対応できます。
つまり、これはテストのための対策法でもあり、海外大学生活でも十分役に立つ方法でもあります。
今のうちから習得しておくことはおすすめです。
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