ドキドキの結果は「13日目!」
アイエルツのテスト結果は、2通りの方法で知ることができます。
1つの方法は、日本英語検定協会でアイエルツを申し込んだ方はオンラインでログインすることで結果を知ることができます。
詳しくは、13日目の19時以降に協会ホームページの「オンライン試験結果閲覧」にログインすると、自分のスコアを見ることができます。
もう1つは筆記試験日(リスニング、リーディング、ライティング)から13日目に「成績証明書」が郵送されます。
これは受験者には1通しか郵送されません。
この「成績証証明書」はこれからの留学でとても大事になります。
まず、留学の手続きを勧めていくにあたり、海外の大学や移民局からアイエルツの結果を提出されることを要求されます。
この場合、結果の原本の場合とコピーの場合があります。
私の場合は原本のコピーで良かったので、郵送された成績証明書をコピーして送りました。
しかし、中には成績証の原本を要求されることもあり、その場合は「日本英語検定協会」のWebサイトから原本を各機関に直接送ってもらいます。
かなりの手間がかかります。成績証明書は発行日から2年間有効であるので、それまでの期間なら追加発行を申請することができます。
ちなみにこの場合は、発行日から2年以内なら5通まで無料でそれ以上の場合は成績証明書1通あたり1100円の発行手数料がかかります。
受験費といい、、アイエルツはお金がかかります。。
もし留学されるかたは、このアイエルツの成績証明書は何枚かコピーしておくこととスキャンしてPDFとして持っておくことをおすすめします。
私の場合は、求められた場面として大学側、エージェント、学生保険、アルバイト先の履歴書の一部に求められました。
前もって準備しておいたので良かったですが、忙しい留学生活の中、これらに時間を割くのはもったいないと思いますので。

海外でアイエルツを受けた場合はどうなるの?
私が受けたオーストラリアでは、リスニング、リーディング、ライティングを受けた後に1枚の紙が渡されました。
そこにはスピーキングの日時と結果の受け取り方が記載されとり、受けとり方を2つから選択できるようになっています。
1つは携帯電話のSMSに結果だけが送られてくる方法、もう1つは成績証明書が郵送される方法です。
上記のように成績書証明書はいろいろな場面で必要になってくるため、私は郵送を選択しました。
しかし、オーストラリアでは郵送されるべきものがきちんと届かない場合があります。
日本の実家から送った生活用品は3週間くらい受取に時間がかかりました。
追跡データから見ると、日本からの郵送途中の場所で意味なく保管され続けていました。
その場所に連絡をしてやっと郵送手続きが進み受け取ることができましたが、、あのままだったらどうなっていたんだとオーストラリアのルーズなところを経験しました。
そんなこともあり、郵送だけでは不安だった私は、もう1つの携帯電話にも連絡が貰える方法も選択しました。
当初は、2つ選んでいいのかわかりませんでしたが。
13日後、午前中に自分の携帯に結果が届き、
そして午後の時間に郵送で成績証明書が届きました!
無事に届いてホッとしました。
海外での結果の受け取り方のおすすめとしては、携帯のSMSでの連絡と郵送の両方をおすすめします。
では、次に送られてきた結果の「見方」についてご紹介します。

「5つ」の確認すべき数字
アイエルツの結果は英検のように合否が出るような評価方法ではありません。
リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングのそれぞれのパートごとに1から9までのバンドスコアで示されています。
そして、その4つのパートを総合したスコア(Overall)がまた1から9で表示されています。
この5つの数字がアイエルツの結果です。
「1〜9」:全体のスコアになります。
「1〜4」:かなり限られた状況において一般的な能力や基本的な英語が使えるレベルです。
「5〜6」:部分的に誤解がある場合が有るが、全体的に効果的に英語を駆使する能力が有るレベルです。
「7〜9」:複雑な状況でも概してうまく英語を使うことができるレベルです。
例えば、
「リスニング:6.0」
「リーディング:5.0」
「ライティング:5.0」
「スピーキング:6.0」
「Overall :5.5」
といった形になります。0.5刻みで評価されていきます。
大学側からのスコアの要求のされ方として2通りあります。
1つは、「Overallを6.0以上」であり、この場合は、たとえ1つのパートが6.0以下でも平均点として表されるOverallが満たしていれば良いということです。
もう1つは「Overallを6.0以上且つ各パートも6.0以上」であり、この場合は各パートすべて6.0以上でなくてはなりません。
これが一番大変です。。。
この場合は0.5刻みの評価のされ方だと、Overallで「5.75」や「5.25」など中途半端な数字になることがあります。
この場合は切り上げられます。つまり、「5.75→6.0」「5.25→5.5」
逆に「5.125→5.0」ということもあります。
よって、各パートそれぞれで少しでもスコアが上がる回答が求められます。
海外の大学で求められるレベルとして多いのは「5.5〜6.0」です。
もちろん学科ごとに違いはあると思いますが。。
大学院の場合は「6.0〜6.5」が求められ、ナースやその他の医療系の場合は「7.0」がほとんど求められます。
この「7.0」は英検で言う1級レベル、TOEICでいう900点以上に相当すると言われています。
私はこの「7.0」は英語を母国語とするひとにとってどうなのかを疑問に思い、オーストラリアの友達にこのアイエルツのことについて聞いたことがあります。

そしたら、、ネイティブの彼らでも「7.0」は難しいと言っていました。
「そんなネイティブから無理なのに英語が第2言語の自分に取れるわけ無いじゃん」と最初は思いましたが、アイエルツに適した勉強をきちんとすれば必ずしも難しいものではありません。
現に、アイエルツ「7.0」を取っている日本人を海外でたくさん見てきました。
この試験結果にもし疑問がある場合は、試験日から6週間以内なら再採点を申請することができます。
この場合、どのパートを再採点してほしいのかを自分で指定します。
再採点の結果が出るまでは最長で10週間かかるようです。
このサービスは有料(16200円)でありますが、もし再採点で結果のスコアが上がった場合は全額返金されます。
アイエルツは何度も受験できます!
今回、アイエルツの「結果」についてご紹介しました。
はじめはこの結果がくる13日間がとても緊張し長く感じたのをよく覚えています。
そして、ようやく届いた結果を見て愕然としたときも。。。
しかし、仮に結果が留学側の大学に満たしていなくても、アイエルツは何度も試験を受験することができます。
その次の試験を受けるのに対し、今の結果は非常に大切になります。
自分の今の英語スキルを把握でき、どのパートに重点をおいて勉強・準備をすればよいのかが明確になります。
このアイエルツの結果は、今後の勉強プランに非常にプラスになると考え、気持ちを改め、素晴らしい留学生活を目指して頑張っていきましょう。
コメントを残す