『2017年ガイ・フォークス・ナイトの見どころ5選!』
ガイ・フォークス・ナイトは毎年11月5日に祝います。
夜はすっかり冷え込む11月のイギリスですが、寒さにも負けず子供から大人まで、イギリス全土が花火とかがり火でお祝いします。
2017年の11月5日はちょうど日曜日なので、一段と盛り上がること間違いなしです。
家の庭での小さなかがり火から数千発の花火まで、大小さまざまなイベントが開かれます。
ここではその中でも観光客が気軽に見に行ける、特にオススメのイベントを5つご紹介します。
【見どころ1:バタシー・パークの花火】
日程:2017年11月5日(日)
住所:London SW11 4NJ, UK
交通:クラパム・ジャンクション駅、バタシー・パーク駅、クイーンズタウン・ロード駅が近くにあります。
見どころ:ロンドン南東部テムズ川沿いにあるバタシー・パークでは、巨大なかがり火が焚かれ、数千発もの花火が打ち上げられます。
川沿いと公園内にはたくさんの食べ物の屋台が出て、大道芸人などのイベントも楽しめます。

【見どころ2:サザーク地区サウスワークの花火】
日程:2017年11月5日(日)
住所:Southwark SE16 2PA
交通:地下鉄サウスワーク駅など
見どころ:ロンドン市内で行われるガイ・フォークス・ナイトの花火の中でも、1、2を争う数の花火が打ち上げられます。
テムズ川沿いの屋台やイベントも一緒に楽しめます。付近にはロンドンアイやサウスワーク大聖堂などの観光地も近いため、旅行者にも大人気の会場です。
【見どころ3:クリスタル・パレス・パークの花火】
日程:2017年11月5日(日)
住所:Thicket Road, London SE20 8DT
交通:クリスタル・パレス駅
見どころ:ロンドン市内のガイ・フォークス・ナイトの花火大会でも1、2を争う古い歴史を持つのが、恐竜の置物がたくさんあるクリスタル・パレス・パークの花火です。
アルコールが禁止されていて、家族連れには特に人気の会場です。
スパークラーという手持ち花火を持って楽しむ、かわいい子供達の姿が見れますよ。
【見どころ4:デヴォンのタール・バレル・レース】
日程:2017年11月5日(日)
住所:town of Ottery St. Mary, Devon
交通:ロンドンから車で3時間半
見どころ:子供から大人までが、さまざまな大きさの「火が付いた樽」を担いで競争します。
クライマックスは真夜中、男の人たちが30キロの重さのタール入りの火が付いた樽を背負って走ります。
なかなか危険なこのイベントは、消防車がたくさんスタンバイして行われるそうです。
見に行くときは安全に十分注意しましょうね。
【見どころ5:サセックスの首都リュースのかがり火パレード】
日程:2017年11月5日(日)
住所:Lewes, Sussex
交通:ロンドンから車で約1時間半
見どころ:ガイ・フォークス・ナイトにリュースで行われるかがり火パレードは、イギリス国内で唯一残っている、伝統的なガイ・フォークス・ナイト・パレードだと言われています。
当時を忠実に再現したコスチュームで、燃える十字架のかがり火をもって街を歩きます。
わらで作ったかかしのような人型を火にくべて燃やします。
人型は悪名高い人物や、嫌われ者のセレブなどの人型もあるそうですよ。
こちらの動画でその伝統的なガイフォークスナイトパレードの様子が見られます。
『そもそもガイ・フォークス・ナイトってどんなお祭り?』
イギリス全土が花火やかがり火でお祝いするガイ・フォークス・ナイトですが、そもそもどんなお祭りなんでしょう?
【ガイ・フォークス・ナイトの由来】
お祭りの始まりは1605年、ガイ・フォークスという人が、当時のイギリス国王の失墜を企てましたが失敗しました。
それで国民たちが国王の無事を祝ったことが、ガイフォークスナイトの始まりです。
イギリスでは1年の中で一番多く花火が消費される日だそうですよ。
やけどの急患が1年で一番多い日としても、知られているそうです。
花火と並んでガイ・フォークス・ナイトを彩るの、がかがり火です。
それぞれの家庭では庭でかがり火を焚いたりします。
公園でも街をあげての大掛かりなかがり火が行われます。
火にくべるのは、ワラで作ったガイ・フォークスの人形です。
国王を陥れようとした悪者なんですね。
【どんな食事をするの?】
特別なお料理ではありませんが、アルミフォイルに包んだジャガイモをかがり火にくべて、焼いて食べるのが、ガイ・フォークス・ナイトの名物なんですよ。
寒い夜に外で楽しむお祭りなので、温かい飲み物やスープの屋台がいたるところに出るそうです。
【イギリス人はガイ・フォークス・ナイトをどう思ってる?】
イギリス人にとってガイ・フォークス・ナイトは冬の始まりを告げるお祭りです。
花火が冬の風物詩って、日本人にはなんだか不思議ですよね。
一昔前はそれほどハロウィンのお祝いをしなかったイギリスですが、最近はハロウィンとガイ・フォークス・ナイトを合わせて楽しむようになってきたそうです。
『イギリス人にインタビューしてみた!ガイ・フォークス・ナイトの思い出』
周りにいるイギリス人に、ガイ・フォークス・ナイトの思い出話を聞いてみました。
1.なま焼けのジャガイモ
どこの家でも、かがり火にフォイルで包んだジャガイモをくべて焼くそうなんですが、焼き加減が難しいようで、いつもなま焼けのジャガイモを食べていた、という人もいます。
2.花火の安全のコマーシャル
イギリスには日本ほど手持ち花火を楽しむ習慣はありません。
でもガイ・フォークス・ナイトだけは特別です。
小さな子供も、スパークラーというキラキラの火花が出る手持ち花火を持って楽しみます。普段やりなれない花火、けが人も多く出るそうです。
そのためガイ・フォークス・ナイトが近くなると、花火のやり方や注意事項を教えるコマーシャルがたくさん流れるそうですよ。
3.やけどが多い日
普段花火をし慣れないイギリス人たち。この日はスパークラーやいろいろな種類の花火を家でも楽しみます。
なのでやけども多発するそうで、翌日学校に行ったら包帯をした子がクラスに何人も、なんてこともあったそうです。
4.不用品を燃やす日
ガイ・フォークス・ナイトのかがり火、家では不用品を燃やす、普通のたき火だった家も多いみたいです。
こっそり昔の日記や見られたくないテストを燃やした、なんていう人もいました。

『行くだけで思い出作りになる!』
たくさんの花火とかがり火で祝うガイ・フォークス・ナイト、楽しそうですよね!
11月のイギリスは、夜はかなり冷え込みます。
屋台で買った熱々の紅茶を飲んで、かがり火で温まりながら花火を見るのも、きっと素敵な旅の思い出になりますよ。
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