中学生のあなたは、英語を勉強し始めたとき、
・at
・to
・in
・on
といった、いろんな『前置詞』が出てきて、頭がパニックになった経験はありませんか?
わたしも英語を勉強しはじめたときは、前置詞がそもそもなんなのかが全く分かりませんでした。
また前置詞どうしの違いもさっぱりわからず、1つの前置詞に意味がたくさんあるので、とても困った経験があります。
しかし、いろんな本を読んで英語を勉強した結果、あるひとつのことに気付いたのです。

「前置詞1個につき、1つのイメージを覚えればいいんだ!」
このことを学んでから、前置詞がとても楽になったのです。
この記事では、2つのポイントについてお伝えします。
1、そもそも前置詞ってなんなの??
2、どうやって前置詞を覚えればいいの?
【そもそも前置詞ってなんなの??】
前置詞は名詞の「前」に「置」く言葉です。そのままですね。
名詞というのは「物」や「事」を表わす単語です。
『物』
・学校
・猫
『事』
・アイデア
・水
こんなものですね。
前置詞はこれらの名刺の前に置かれて、意味を助けるサポート役になるんです。
例えば、「school」という単語があるとします。
これは、「学校」という意味ですよね。
日本語でこの単語を使うときは、
「学校に」
「学校で」
「学校から」
などのように、いろんな言葉をくっつけて意味を変えます。
この「に」や、「で」、それから「から」という言葉と同じはたらきをするのが「前置詞」なのです。
例えば、前置詞の「at」をつけてat schoolというと、「学校で」という意味になります。
このように、名詞の前において、その意味をサポートするのが、前置詞ということになります。
しかし、辞書をひっぱってみると、前置詞の意味はとても多く、何ページも使って意味が書かれてあるものもあります。
これを見ると、どうしても「ああ、こんな多くの意味覚えられない…」と感じてしまいますよね。
しかし、その全部を覚える必要は全くないのです。それはどういうことなのかを次に紹介したいと思います!

【前置詞を覚えるコツ!~イメージを使って覚えること!~】
それぞれの前置詞には、ひとつひとつ中心となる「イメージ」があります。
そこからいろいろな意味に広がっていくのです。
「on」「at」といった代表的な前置詞と、その”イメージ”を一緒にします。
on イメージ「なにかに接している」
onという前置詞のイメージは、「なにかに接している」ということです。
よく学校では、「~の上に」という意味で習いますが、上になくても、触れていればonを使います。
例文を見てみましょう。
そのノートはその机の上にある。
という意味が、「~の上に」という意味です。
しかし、
そのポスターは壁に貼られている。
というと、ポスターは「上」にはないですが、「接している」ので、onを使うのです。
そして、この「接している」というイメージから、色んな意味に変わっていきます。
といえば、「彼女は川沿いに住んでいる」という意味です。
地図を想像してみてください。
川に接して住んでいるということは、川沿いに住んでいるということですよね!
この、「線に接している」というイメージから、「~中である、~し続ける」という意味も出てきます。
坂道を転がるボールを想像してみてください。ずっとボールが表面に接していて、転がり「続けて」いますよね。
そこから、
私は電話「中」です。
という意味になったり、
私は休暇「中」です。
という意味になったりするわけです。
また他の例として、机の上に物が乗って「接している」ところをイメージしてみてください。
その時、机はその何かを「支えて」いますよね?
そこから、onには、なにかを支えるという意味が出てきたり、さらに「圧力を加える」という意味も出てきます。
その何かは机を圧迫しているからです。
例を出すと、
depend onという表現は「~に頼る」という意味で、これには「支える」イメージが活きています。
さらに、圧力を加える表現としては、put pressure on で、「~にプレッシャーを与える」というものもあります。
また、on a bicycleで、「自転車に乗っている」状態を、put on a shirt で「シャツを着る」という意味になります。
どれもこれも、onが使われていると、どこかでこの「接している」というイメージが生きているのです。
つまり、「貼られている」や、「~沿いに」や、「乗っている」、「着る」という表現は全て違いますが、全部「接している」というイメージでは同じですよね。
なので、英語ではすべてonを使えばいいわけです。他にも、onを使った表現、熟語はたくさんあり、それぞれ日本語も違うものになっていますが、どこかで絶対に「接している」イメージに繋がっています。
そのため、知らない表現でも、onが入っていたら、「あ、なにかが接しているんだな」という意識で読めるようになると、意味を推測できるようになるのです。
・at イメージ「点」

まずは、地図を想像してみてください!どこか場所を指すときは、絶対にその地図の「一点」になりますよね。
そこから、まずatには、「場所」を表わす役割があります。
これを例にあげると、その店が、地図上の一点の場所としてあらわされているのです。
ほかにも
わたしは7時に起きます。
という表現も、「点」がどこかでいきているのです。どこだかわかりますか?
そう、時計上の一点です。○○時〇〇分は、ひとつの点として意識されています。
at first 「最初は」という表現も、「最初」が、点で意識されているのです。
他にもatを使った表現はたくさんありますが、そのすべてが「点」というイメージを持っています。
このように、前置詞はひとつひとつに、一番大事な「イメージ」を持っているのです。
そのため、前置詞を勉強していくときは、そのイメージを意識して覚えていくと、いくつもある意味を簡単に覚えることができます。onがでてくると、「何かに接している」。
atが出てくると、「点」。
覚えるのは、これだけです。それがどういう意味で「接して」いたり、「点」だったりするかを考えていくだけでもう前置詞はマスターできたようなものなのです!
あなたも、ぜひそれぞれのイメージを覚えて、前置詞を楽にマスターしていきましょう!!
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