『あっと言わせるプレゼンを構成しよう』
「会社で英語のプレゼンを任されてしまった・・」そんなあなた。
焦る事はありません!大きな会議であれ、小さな会議であれ、ビジネス社会ではプレゼンをする場面が出てきますよね。
どの言語でも同じですがプレゼンをする際には、事前にしっかりとした土台を作ることが必要です。
どんなトピックであっても、そのトピックに関する情報・関連した情報・感情などすべての案を出し切ってからまとめていくと、そのプレゼンのなかで主張したい事がクリアになります。
そして聞く人に重要なことがしっかりと伝わるプレゼンを構成することができます。
私は、海外留学時代に何度か現地の企業にプレゼンをする機会がありました。
その時に学んだ英語でのスピーチを構成するノウハウは、社会人になっても役に立っています。
ここでは、会社でも一目置かれるようなプレゼンを構成するために必要な準備・手順を紹介します。

『ブレインストーミングは間違いない!』
ブレインストーミングとは、頭の中にある膨大な情報を整理して新しいアイディアを生み出すための作業です。これはアメリカで提唱された会議の手法ですが、プレゼンを構成する前にこれをやっておくのは、とても効果的です。
トピックを仮に「パソコン」にしたとしましょう。
パソコンから連想できる言葉を出来る限り絞り出します。例えば「アプリ」「ノートパソコン」「デスクトップ」「機能」「値段」などです。
その言葉一つひとつから連想できる言葉をさらに出していきます。
例えば「ノートパソコン」から「重量」から「機能」から「スピード」・・・
たとえそのことばが重要でなくても、認識をすることによって表面的だったアイディアが立体的にとらえることができ、想像力がふくらみます。
プレゼンを構成していて行き詰まったときにも、ブレインストーミングから何かしらヒントを得ることができます。
私は、このブレインストーミングを普段の生活でもよく使用しています。
買い物リストを作るとき、一週間の予定をたてるとき、一ヶ月の目標をたてるときなどです。
どんなときでも想像をふくらませて何かを考えていると、その時には必要ないアイディアでものちのち、ふと思い出して役に立つことがあります。

『構成に必要な5つのポイント!』
では、さっそく構成するのに必要な要素を紹介していきます。そして、それぞれどんな情報が必要なのか例を挙げながら細かくみていきましょう。
- ポイント1ー伝えたい1メッセージを決める!
- ポイント2ー核となるアイディアを考えること!
- ポイント3ー五感を刺激するツールを活用する
- ポイント4ー誰でもわかる具体例を入れる!
- ポイント5ー相手を楽しませるユーモアを入れる!
『ポイント1ー伝えたい1メッセージを決める!』
まず、プレゼンを通して何を主張するのか明確にしましょう。
そのプレゼンの始まりから終わりまで、つねにその一つのトピックに関係する話をするように心がけます。
なるべく簡潔でインパクトのあるトピックが理想的です。
そのトピックに対して、多くの情報があること・熱い思い入れがあることが良いプレゼンを構成するための秘訣です。
ここでは、例として「新型パソコンの開発」のプレゼンを準備しているとします。
新型パソコンについての何を訴えたいのか。新しいフォルム、新しい機能、新しい価格、
など自分が自信を持って主張できるトピックを選びましょう。
『ポイント2ー核となるアイディアを考えること!』
トピックを選んだら、それに関して伝えたいアイディアを3ー4個考えます。
これは、プレゼンの中でも一番時間をかけて話をする事柄です。
たとえば新型パソコンについてのプレゼンをやるとしたら、
「1今までのパソコンの問題点を提唱」
「2新型パソコンの利点」
「3どのようにマーケティングをしていくか」など順を追って説明ができるようにしましょう。
細かい説明は、そのあとに足していくようにします。
『ポイント3ー五感を刺激するツールを活用する』
プレゼンでは、言葉で相手を納得させることが最も重要なことですが写真やグラフ、音楽などをつかうことでより効果的に進めていくことができます。
人間は、視覚や聴覚を使うとより理解力が上がります。
聞いている人に納得してもらえるよう、簡単なグラフでも良いので用意することをオススメします。
説明分を細かく画像として映し出してしまうと、聞く人が読んでしまい分かりにくくなってしまうため、一目で分かる図などが最適です。
『ポイント4ー誰でもわかる具体例を入れる!』
聞く人を引き込むために、具体的な使用例や体験談を入れると良いでしょう。
「新しいパソコンは驚くほど動作が速い」ことを主張しているのであれば、実際に他のパソコンと同じ動作をして速さを比べ、その結果を発表します。
どうして新しいパソコンは動作が速くなったのか、動作が速くなったことで可能になったことは何か、などそのパソコンの良さを全面に引き出します。
『ポイント5ー相手を楽しませるユーモアを入れる!』
ここで言う冗談やクイズは、あくまでトピックにより食い付いてもらうために事実を面白おかしく説明するためのものです。
アメリカの会議では、いわゆるアメリカンジョークを効果的に使って見事にプレゼンをする様子をよく目にします。
冗談を言う場合、自分を題材するのが安全です。
「最近、上司から仕事がはやくなったね、と言われました。このパソコンのおかげかな?」
などのジョークを入れたりすることで、その場の雰囲気が和らぐだけでなく、話し手の存在感も印象づけることができます。
すべてのプレゼンに適切とは言えないので、一つの選択肢として活用してみてみましょう。

『プレゼンをより良いものにするための6つのチェックポイント』
私が大学の教授や上司によく言われていた言葉があります。
「Make it sticky!!」日本語に直訳すると「ネバネバにさせろ!」ですがこの言葉の本当の意味は、
「伝えようとしているメッセージを、より魅力的で忘れられないものにしろ」という意味です。
文房具でポストイットという、ペタペタと貼付けることのできる
メモ帳がありますよね。それを、アメリカでは「スティッキーノート」と呼んでおり、スティッキーというのがネバネバするという単語なのです。
この手法はアメリカのビジネス界でよく使われており、プレゼンをより分かりやすく印象深いものにする事ができます。
プレゼンを改善したい時は下記の項目が入っているどうか確認してみましょう。
チェック1ーシンプルかどうか?
言いたい事を詰め込みすぎてしまっては、聞く側も混乱してしまいます。
重要なことは、簡潔にしゃべるように心掛けましょう。
チェック2ー驚くようなアイディアがあるか?
ひとが考えつかないようなアイディアや具体例は、人の興味をそそる事ができます。
他にはないユニークなアイディアがあると、人はもっと話を聞こうと集中します。
チェック3−分かりやすい具体例が入っているか?
あまりにも、現実からかけ離れていては観客も想像することができません。
説明をする時には、誰にでも分かるよう具体的な表現をすることが必要です。
チェック4−理由が入っているか?
せっかく良いアイディアがあっても、信頼性がなければ納得はしてもらえません。
どんな根拠があるのか、どんな体験からこのアイディアがきているのかを明確にしましょう。
チェック5−感情が入っているか?
人から共感を得るために必要なことは、プレゼンをする側の感情を知ってもらうことです。
このアイディアにどのくらいの情熱を持っていて、それを生み出す過程でこんな感情があった、ということを伝えましょう。
チェック6−あなただけのストーリーが入っているか?
プレゼンのなかに実話を入れることによって、現実身が増します。
話す人の実体験を聞くことで聞く側も想像しやすくなり、アイディアのニュアンスが伝わりやすくなります。

以上が、英語のプレゼンを構成に必要な順序です。
英語だからといって焦らず、「英語だから逆にフレンドリーなプレゼンを目指そう」くらいの気持ちで構成すれば自然と
聞く人々が引き込まれるプレゼンができるはずです。
どんなアイディアも無駄にはならないので、自分の持っている情報を存分に活かして個性的なプレゼンを構成しましょう!
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