『英語の副詞って?』
中学校で習った「副詞」は理解して使えるようになると、とても便利な単語です。最初のうちは見分けるのが難しいかもしれませんが、ルールを覚えるとカンタンに英語の文章のなかで使うことができます。
まず最初に「副詞」ときいてどんな単語のことを指しているか分かりますか?
たとえば、日本語でいうと「ゆっくり歩く」や「素早く移動する」「驚くほど面白い」など、ことばをより想像しやすく説明する単語のことを「副詞」と呼ぶよ。
また他にも、「いつも」「たまに」「めったに」など、動作をどのくらいの頻度なのか説明している単語も副詞だよ。
「副詞」ときくと難しそうに聞こえるけど、だれでも普段からよく使っている単語だね!
私も最初は、副詞をどこの位置におけば良いのか分からなくて悩んでいたときがあったよ。
テストの勉強をしているときも、なかなか覚えられなくて辛いときもあったけど、5つのルールがあることを知ってからは問題がカンタンに解けるようになって、英語の勉強がだんだん楽しくなっていったよ!
副詞が上手く使えるようになると、自分の好きな文章を自由に作れるようになったり、英文の意味が分かるようになってとても便利な単語だよ。
同じで5つのルールさえ覚えてしまえばカンタンに副詞をつかえるようになるから、さっそくルールをみてみよう!
ルール①動詞を修飾する副詞は動詞のうしろにくる
修飾語というのは、なにかを限定したり詳しくしたりするときにつかう単語だね。
この場合は、動詞が「どのような状況」なのかを詳しく説明するための単語として使われているよ。
例文をみてみよう。
The car is moving slowly. (あの車は、ゆっくりと動いている。)
これは「Move(動く)」という単語が動詞だね。「Slowly(ゆっくりと)」という単語で修飾しているよ。
My brother ate his dinner quickly.(私の弟はよるご飯を素早くたべた。)
この文章でも、「Ate(食べた)」という動詞を「Quickly(素早く)」という単語でより詳しく説明しているね。
We came back to Japan safely. (私たちは安全に日本へ帰ってきた。)
もうひとつ例文を見てみよう。ここでは、「Came back(帰る)」という動きを「Safely(安全に)」という単語でどのような状況か詳しく話しているね。
このように、動きを説明している副詞は、動詞のうしろに置くよ。
他にはどのような「動詞を修飾する副詞」があるのか見てみよう。
kindly(優しく)
too(~すぎ)
so(とても)
really(本当に)
absolutely(完全に)
a little(すこし)
hardly(ほとんどない)
ルール②どのくらいの回数・頻度なのかを説明している副詞は動詞の前にくる
続いて、さっきとは逆に動詞の前に置く副詞を紹介するよ。
例文を見てみよう。
I always go to the library.(私はいつも図書館に行く。)
I often eat rice.(私はよくお米をたべる。)
My mother sometimes buy apples.(私のお母さんはたまにリンゴを買う)
My brother rarely get sick.(私の弟はめったに風邪をひかない。)
回数の多い順番に並べてみたよ。
「いつも」「よく」「たまに」「めったに」という副詞はどれも、動詞の前に置かれているね。
よく使われる「どのくらいの回数なのかを説明する副詞」を紹介するよ。
頻度を表している単語
always(いつも)
often(たまに)
frequently(しばしば)
occasionally(時によって)
rarely(めったに)
never(いちども~ない)
期間を表している単語
annually(毎年)
yearly(年に一回)
monthly(毎月)
weekly(毎週)
daily(毎日)
hourly(一時間ごとに)
ルール③どのくらい確信があるのかを表す副詞も動詞の前にくる
I will definitely eat break fast tomorrow.
I might be late for the class.
よく使われる、「確信の度合いを表す副詞」はこんなものがあるよ。
certainly(たしかに)
surely(きっと)
probably(たぶん)
maybe(たぶん)
perhaps(たぶん)
possibly(もしかしたら)
ルール④動詞を強調するための副詞も動詞の前にくる
We really want to play soccer.(私たちは、本当にサッカーをしたい。)
My brother just came back. (私の弟はちょうど帰ってきたところです。)
「本当に」や「ちょうど今」という動詞を強調する副詞も同じように動詞の前にもってこよう。
発音する時にこの副詞を強く力をこめて言うと、より相手に伝わりやすくなるよ。
ルール⑤そのほかの副詞は、文章の最後へ
そのほかにも、「時間や場所」を表す副詞はよく使われますね。例文を紹介します。
I am eating lunch now.(私は、いまお昼ごはんを食べている。)
My mother is working at school.(私のお母さんは、学校で働いている。)
「now(いま)」は時間を表していて、「at school(学校で)」は場所を表していますね。
このような「時間と場所を表す副詞」は文章の一番最後におくよ。
副詞をどこにおけば良いか分かったかな?最後にもういちどルールをおさらいしてみよう
①動詞を修飾する副詞は動詞の後ろにくる
②どのくらいの回数・頻度なのかを説明している副詞は動詞の前にくる
③どのくらいの確信があるのかを表している副詞は動詞の前にくる
④動詞を強調するための副詞は動詞の前にくる
⑤その他の副詞(時間や場所を説明する)は文章の一番最後にくる
この5つのルールを覚えてしまえば、副詞をどこの位置に置けばいいのかがカンタンに分かるね!
問題を解いていて、分からなくなったらすぐにこのルールを思い出そう。
学校の勉強もバッチリで、テストでも間違いなく良い点数がとれるようになるよ!
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