『英語の疑問文を作りたい!』
英語の疑問文を作るときに「これで疑問文になっているの・・?」「動詞の位置はここで良いの・・?」と思った経験はありませんか?
特に日本語は、英語の文と構成の仕方が違うので、疑問文などを作るときに混乱しやすいのです。そのため、日本人にとって一番大切なことは、まず日本語と英語の文の違いをしっかり把握することです。
私がアメリカで勉強し始めた頃は分からないことがたくさんあり、周りのクラスメイトや教授に質問したくてウズウズしていました。
人に聞かないとその日の宿題が何なのかも分からないような状況でした・・。そんなピンチの状況の中、幸い周りの人が私の言いたいことを理解してくれたので最初は単語でやり取りをしていました。
ですが、ずっと単語で生活する訳にもいきませんよね。
そこで日本語の文章と英語の文章がどのように違うのか、そしてよく使われる疑問文の形を理解して、質問したい時にいつでも疑問文が作れるようになったのです。
ここでは、私が学んだ英語の文章基本的な3つの作り方を紹介します。
まずは、日本語の疑問文と英語の疑問文がどのように違うのか比較しながら、一番基本的な疑問文の作り方をみてみましょう。

『be動詞の疑問文』
一番基本的なbe動詞を使った文章で説明します。
(例文)
①これ ②は ③ケーキです。
①This ②is ③a cake.
この文章を疑問文にしてみると・・
①これ ②は ③ケーキですか?
②Is ①this ③a cake?
ここで気がつくのは、日本語の場合は文章は変わらず最後にはてなマークをつけていますよね。
英語の場合は①Thisと②isの位置が入れ替わっています。
このように英語で疑問文を作るときは①の主語と②のbe動詞の順番を逆にして作るのです。
疑問文を作るとき、be動詞は主語と時制によって変化するので、覚えておきましょう。
現在形の場合、主語が「I」のときは「am」、「You」や「複数形」のときは「are」
過去形の場合、主語が「I」のときは「was」、「You」や「複数形」のときは「were」
もう一つ例をみてみましょう。
①あなた ②は ③忙しい。
①You ②are ③busy.
この文章を疑問文にします。
①あなた ②は ③忙しいですか?
①Are ② you ③ busy?
こちらも同様に、英語の疑問文のみ主語とbe動詞の位置が入れ替わっています。
これが一番基本の疑問文の作り方です。簡単な英文は作れるけど、「なかなか疑問文にできない」という方は最初にこの方法で英語の疑問文をつくってみましょう。
日本語で何かを聞く時もそうですが、疑問文の場合文章の語尾を上げることによって、はてなマークのニュアンスを出すことができます。
最初は恥ずかしいかもしれませんが、私も大げさに強調するようになってから聞きたいことがスムーズに伝わるようになりました。疑問文は作ってみたけど、
イマイチ相手が分かってくれないときには語尾を上げて聞くのがおすすめです。
次にbe動詞以外の動詞を使うときの、疑問文の作り方をご紹介します。

『一般動詞の疑問文』
一般動詞というのは、be動詞以外の動詞のことで、「eat」(食べる)「walk」(歩く)などがあります。
一般動詞で疑問文をつくるときには、一つ単語を足さなくてはなりません。文章の時制に合わせて、「Do」「Does」「Did」のなかから選びます。
①これを参考に、それぞれの時制に合った形を選びます。
・主語が「I」「You」「複数形」の場合にはDo
・主語が「I」「You」以外の人や物の場合にはDoes
・過去のことを聞く疑問文の場合はDid
②Do/Does/Didを選んだあとに、主語を選びます。
③そのあとに動詞の原形を選びます。
例文でみてみましょう。
これを疑問文にしてみます。
①主語がYouなので「Do」を選びます。。
②そのあとに主語の「You」がきます。
③動詞の原形は「have」ですね。
そのあとに、元の文章にあった「a cat」とはてなマークを付け加えてます。
「Do you have a cat?」(あなたは猫を飼っていますか?)
これで一般動詞を使った疑問文が完成しました。
最後にもう一つ知っておくと便利な疑問文の作り方を紹介します。
『5W1H疑問文』
5W1Hというのを聞いた事はありますか?
これらを覚えておくと、とても便利で疑問文のバリエーションが増えます。
相手や物に疑問を抱くことによって、「これは、○○なの?」「あなたは○○が好き?」など会話のネタにもなります。
私は知っている英語の単語も少なく、人としゃべるのが苦手でしたが、とにかく質問をすることによって人とのコミュニケーションが楽になりました。
5Wは、頭文字がWの5つの単語です。
①Who(誰が)
②What(何を)
③When(いつ)
④Where(どこで)
⑤Why(なぜ)
そして1Hも頭文字がHの単語です。
How(どのように)
ではさっそく、5W1Hの疑問文を作る手順を紹介します。
あなたはなにを食べましたか?
①5W1Hの中から聞きたいことに適切な単語を選びます。
この場合「何を」と聞いているのでWhatを選びます。
②be動詞または一般動詞を作るときと同じようにbe動詞かDo/Does/Didを選びます。
「食べる」が一般動詞で過去の事を聞いているのでDidです。
③主語
「あなた」なのでYouです。
④動詞の原形
食べるは「eat」ですね。
これを組み合わせると、「What did you eat?」(あなたはなにを食べましたか?)の完成です。
もう一つ例をみてみましょう。
この女性は誰ですか?
①5W1Hは、「Who」(だれ)
②主語のことを聞いているので、be動詞の「is」
③主語の「この女性」は「this lady」
④be動詞の場合は動詞は付けません。
Who is this lady?(この女性は誰ですか?)
このように、一般動詞とbe動詞の場合で少しだけルールが変わりますが、主語・聞いている事が明確になれば簡単に疑問文を作ることができます。
英語の疑問文の構成について、少し理解が深まりましたか?
最初は、ゆっくり確認しながら疑問文を作ってみましょう。たくさんのパターンをつくっていくうちに自分の中に疑問文の形が定着して簡単に作れるようになります。
あなたのオリジナルの疑問文で英語の会話も弾むはずです!
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