1.英語をやり直すには名詞!
英語を1からやり直すのにどこから始めていいのか悩んでいませんか?
文法書を開けてみても、一般動詞、be動詞、単数形・複数形などいろんな単元があると思います。
中学校ではおそらく単数形や複数形のルール、一般動詞・be動詞から勉強されたと思います。
わたしが英語を学び始めたときは単数形・複数形のルールを学びました。
しかし、そのように考えたことのなかったわたしはとても最初とまどい、「なんで数によって名詞の形が変わるの?」ととても疑問に思いました。
日本人には、全ての単語を数で判断するという習慣がないため、とても戸惑うのです。
わたしは英語を10年以上学習してきて現在は英会話教師をしていますが、同じような悩みを抱えた方はとても多くいらっしゃいます。
そんな方たちにはわたしは「名詞から学習するといいですよ」とおすすめしています。
2.どうして名詞が重要なの?

名詞は英語の中でとても重要な役割があります。
単数形、複数形にも英語の考え方がとてもあらわれています。
名詞を学ぶことで、基本的な英語の考えがわかります。
また名詞はほとんどすべての文章に出てくるので、学習すると英語の理解がとても進みます。
わたしも、名詞を理解できるようになってから英語の理解がとても深まりました。
名詞を学ぶことで英語の基礎的な部分が理解でき、将来的に読む・書く・聞く・話すの4つのスキルすべてがかなり上がるのです。
またアウトプットをするときにこの区別がしっかりできていると、とても流暢な英語になるので、最初の基礎としてここからはじめるのはとても重要なのです。
この記事では英語の名詞を解説していきたいと思います!
3.英語の感覚を名詞でつかむ!

英語名詞をつかいこなすコツ① まずは、「数えられる名詞」「数えられない名詞」を理解しましょう!
英語名詞をつかいこなすコツ② 「数えられる名詞」「数えられない名詞」のイメージは?
英語名詞をつかいこなすコツ③ 数えられない名詞の使い方!
①「数えられる名詞」「数えられない名詞」を理解しましょう!
英語の名詞は大きく「数えられる名詞」と、「数えられない名詞」に分けられます。
「数えられる名詞」…(犬)、book(本)、house(家)、person(人)などの、形のあるものから、idea(アイデア)やopinion(意見)などの形はないが数えられるもの
「数えられない名詞」…water(水)、sugar(砂糖)などの数えるのが難しいもの、information(情報)、happiness(幸せ)、advice(アドバイス)などのかたちのないもの
大体は直感で判断できるのですが、どうしても日本人の常識ではわからないものもあります。
その代表例がpaper(紙)です。「紙って、一枚、二枚、三枚、、、って数えられるじゃん!」と思う方も多いと思います。英語話者にとってはpaperはシートになる前のロールの状態の紙を想像します。
一枚、二枚と数える場合には、a pieceという単語をつかって、a piece of paperと表現します。pieceとは、なにかから取り出された一部分という意味です。
このように常識で判断できない部分も多いので、そのたびに覚えていきましょう!
②「数えられる名詞」「数えられない名詞」のイメージは?
数えられるかどうかは英語話者のイメージによります。数えられる名詞は、ひとつ、ふたつ、と数えられるもの、数えられないものはそのように数えられないものです。しかし、これも場合によって変わります。
例を出します。
a chicken とchickenの違いを考えてみましょう。
a chickenは、aがついているので、「数えられる名詞」として意識されていることがわかります。
つまり「にわとり」一匹という意味です。にわとりは一匹、二匹、と数えられますよね。
なので「にわとり」という意味でchickenという単語を使う時は、a chickenとなります。
それに対して、chickenとなにもついていない場合はどうでしょうか。
これは「数えられない名詞」として意識されているということになります。
「にわとり」という意味ではなく、「鶏肉」という意味で使われているのです。
そのため、
I ate chicken yesterday.
私は昨日chickenを食べた。
I ate a chicken yesterday.
私は昨日a chickenを食べた。
という文章は受けるイメージが全く違うのです。
上は鶏肉を食べたという意味ですが、aがつくだけでにわとり一匹を食べたという意味になってしまうのです。
もう一つ例を紹介します。
ここで紹介するのは、coffeeという単語です。コーヒーはもちろん液体で形がないので、普通は数えられません。
そのため
I like coffee.私はコーヒーが好きです。
という形になります。
しかしa coffeeという形になる場合があるのです。
このa coffeeという形が使われる場所は「喫茶店」が多いです。
なぜでしょうか。
それはコーヒーが「コップに入ったコーヒー」として意識されているからなのです。
なので、喫茶店など決まった形でコーヒーが出てくるときはa coffeeやcoffeesという形になることもめずらしくないのです。
数えられるか数えられないかが状況によって変わるというのを理解していただけたかと思います。
③数えられない名詞の使い方!
waterやadvice、informationは形がないので、数えられない名詞として上で紹介しました。
例えば「コップ一杯の水」や、「ひとつの助言」と数えられる形にするにはどうすればいいのでしょうか。
それは、a ~ ofという形にすることです。
コップ一杯の水であれば a glass of water、助言にはpieceという単語を使い、a piece of advice,という風に表現します。
「数えられない名詞」はたくさんあるので、その度「これは数えられないんだな」と意識してイメージをつけていくことが必要になります。
4.名詞をつかいこなしましょう!
以上が名詞をつかいこなす基本的なコツです。
これをふまえておけば、これから英語の文章をたくさん見て勉強していくときにも理解が深まります。
さらに名詞を見るたびになぜそれが「数えられる名詞」なのか、また「数えられない名詞」なのかを意識することで、英語話者の感覚を養っていくことができます!
あなたも、名詞をマスターして英語の勉強のいいスタートを切りましょう!
コメントを残す