英語力を伸ばしたい!
大学の英語の授業だけで英語力を伸ばすのはかなり難しいですよね。
いくらネイティブの先生が英語を教えてくれ、話す機会があったとしても、授業の頻度がそんなに多くないためすぐに内容や覚えたことを忘れてしまいます。
わたしも、授業で受けた内容を復習しなければすぐ忘れて、試験前に「ああ、こつこつ勉強しておけばよかった」と後悔することがよくあります。
では、この週に数えるほどしかない英語の授業で英語力を飛躍的に伸ばすにはどうすればいいのでしょうか?
ずばり、『予習・復習』して授業にのぞむことです。
この記事では、大学の英語の授業で英語力をかなりあげた私が、予習・復習の方法、授業の受け方を具体的に紹介していきます。

~予習~
ステップ1 授業内容を確認する!
ステップ2 単語・表現を予習する!
ステップ3 使いたい表現をひとつ選ぶ!
~授業~
ステップ4 自分の覚えた表現を使う!
ステップ5 とにかくメモを取る!
ステップ6 自分の弱点を知る!
~復習~
ステップ7 単語・表現を復習する!
ステップ8 弱点を補強する!
言語を習得は【予習】と【復習】あるのみ!
人はなにかを覚えると、
20分後にはその学習した内容の42%、
1時間後には56%、
1日後には74%、
1週間後には77%、
一か月後には79%も忘れてしまうそうです。
これは、人は学習した内容をどれくらいの時間がたてばどれだけ忘れてしまうのかを示した、「エビングハウスの忘却曲線」という有名な実験結果によるものです。
しかし、復習をすることで、この忘れる割合を劇的に減らすことができます。
20分後に忘れてしまう42%の学習内容も、復習をすればもう一度100%近く思い出せ、そしてさらに復習を重ねることによって、記憶を定着させることができます。
また、その予習・復習をするためにも、授業は集中して聞く必要があります。
なぜなら、その授業をどのように受けるかで、予習・復習の質もかなり変わってくるからです
では、具体的にどのように予習・復習をすればいいのか、どのように授業を受ければいいのかを紹介していきます!
まずは予習をやってみよう!
準備をして授業にのぞむ、ということは、英語力をあげるうえでとても重要です。
予習をすることで、授業の効果がかなりあがってくるので、是非この予習法を試してみましょう!
『ステップ1〜予習〜』 授業内容を確認する!
まず、一番目に大切なのは、授業でなにを学習するのかを事前に見ておくことです。
例えばこの授業では「スピーキングを練習する」「この授業ではライティングを勉強する」といったようなことを確認します。
その次に授業の内容を確認します。
内容とは扱うトピックのことです。
今週のスピーキングの授業のテーマは「出身地の紹介」である、というように具体的に何について話すのかを事前に見ておきましょう。
『ステップ2〜予習〜』 単語・表現を予習する!
授業の内容を確認したところで、そのトピックで使われそうな単語・表現を確認していきます!
先ほどの例では「出身地の紹介」がテーマでした。
この授業の予習では、「観光地」や「名産品」といったそのテーマでよく出てきそうな単語や、その場所や食べ物を説明するときに使う表現を考えておきましょう。
ここでは、具体的に「あなたの地元を紹介してください」と言われることを想定して、しっかり答えられるように英語の表現を勉強しておきます。
また同時に、何を話すときにも使う英語の表現も確認しておきましょう。
例えば、「~を紹介します」といった表現から、「まずは」や、「次に」などの話の順番をあらわす表現なども使えるのでできるだけ覚えておきましょう!
『ステップ3〜予習〜』 使いたい表現をひとつ選ぶ!
単語・表現を予習したところで、「ああ、これは使えそうだな」と思う表現や、「英語でこれをなんていうか知らなかったけど、こう言うんだ」と思う表現がたくさん出てくると思います。
例えば、「First of all(まずはじめに)」、「Second of all(二番目に)」という表現を予習したとしましょう。そして、これを「絶対次の授業で使わなければならない表現」として自分の中で決めてしまいます。
つまりこの選んだ表現を次の授業では意識して使わなければならないのです。
これで予習は完了です。
もちろん、宿題などで、教科書のこの範囲を読んでくるように、と指定もあるかと思います。
その時にも、この予習法で授業に備えてみましょう!

授業中にやるべきこと
授業は、英語力を伸ばすのに必要なお宝がたくさん眠っています。
それを授業中にどれだけ掘り起こして自分のものにするかが、とっても大切なのです!では具体的にどうやって授業を受ければいいのかを紹介していきます!
『ステップ4〜予習〜』 自分の覚えた表現を使う!
授業中は、自分が英語をアウトプットできる最高の場所です。
そのため、予習したときに勉強した単語や表現を積極的に使っていきましょう!意識的に使うことで、予習した内容の復習にもなって、どんどん定着していきます。
さらに、ネイティブの先生がいる場合には、自分の使った表現が間違っていないか、発音も伝わるか、理解してもらえるか、といったことも確認してもらうことができます。
そこで伝わった表現はこれからもどんどん使えるので、覚えておきましょう!
『ステップ5〜授業中〜』 とにかくメモを取る!
授業を最大限に活かす方法は、とにかくメモを取るということです!
英語の授業にはお宝がたくさん眠っている、と言いました。具体的にどういうことなのでしょうか。
例えば、ネイティブの先生が前で話しているとします。
その時にただその先生の話を聞いていると、意味を理解できればOKでしょう。
しかし、先生が使った表現や単語、文法をどんどんメモしていくと、周りを差がどんどんついていくのです。
「聞いて理解するのはできるけど、いざ自分が話すとなるとなんて言っていいかわからない」という悩みを抱える方はとても多くいます。
なので、聞いて理解できる表現でも、自分が使えなさそうだと思ったらどんどんメモしていきましょう!
ネイティブの先生が間違った表現を使っているということはまずありません。
それを真似して、どんどん自分に取り入れていくことで、自然な英語を身につけていくことができるのです。
できれば、その先生が使っていた表現を授業中に自分も使ってみることをおすすめします。
こうすることで、どんどん自分の中で使える表現が増えていくのです!
『ステップ6〜授業中〜』 自分の弱点を見つける
授業内では、自分ができないことを多く見つけることができます。
例えば、私が最初大学に入って痛感したことは、高校で習った文法が使えない!ということでした。
いざ話すとなると、本当に初歩的な文法しか使えませんでした。
なのでわたしは、高校で習った文法をひとつ選んで、それをできるだけ意識して授業で使おう、と決めたのです。
このように、授業でできないと感じたことは、これから英語力を伸ばしていく上でとても大切になります。
「先生の話を聞き取れない」と感じれば、リスニング力を、「単語が出てこない」と感じれば語彙力を伸ばすと、英語力もとても伸びていきます。
そのため、授業では、自分はなにが苦手なのか、なにができないのかをどんどん見つけていきましょう!
復習でやること

『ステップ7〜復習〜』 単語・表現を復習する!
まず、予習で自分が学習したり、先生が使っていてメモを取ったりした単語や表現を復習しましょう!
そのときには、それらを繰り返し音読して、またの機会に使えるようにしておくと、さらに定着するのでおすすめです。
次の授業でも、ここで復習したことが使えるように、具体的にどういうときに使える表現なのかを意識しながら復習していきましょう!
『ステップ8〜復習〜』 弱点を補強する!
授業内で、いろいろ課題が見つかると思います。
リスニング力が足りないなと思ったら、それを重点的に補強して、つぎの授業では少しでも多く聞き取れるように練習をしましょう!
これを少しずつ重ねていくと、何カ月後、何年後には英語力がかなりあがります。
逆に、この弱点補強をしていないと、英語力がなかなかあがらないので、ちからをいれることをおすすめします!
このように、予習→授業→復習のサイクルを作ることで、英語力がどんどん伸びてきます。
予習や復習は、それぞれ20分~30分ほど集中してするだけでも、かなり違ってきます。
少しの時間でもいいので、予習・復習すること、また授業では集中して”お宝”を掘り起こすことをおすすめします。
このサイクルを習慣化して英語力をぐんぐんつけ、周りとどんどん差をつけていきましょう!
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