『アメリカに移住をしたい人へ』
アメリアの大きな空の下で「広い家に住んでみたい」「ビーチの近くの家で生活してみたい」「ニューヨークの大都会で刺激的な生活をしたい」いろいろな形のアメリカンドリームがあると思います。
「いつかはアメリカに移住してみたいな」と思っているひとや「アメリカに移住をしているひとはどうやっているの?」と疑問に思っているひとへ、どんな方法があるのかをご紹介します。
私は、5年間アメリカに学生として滞在しています。周りには、アメリカに移住した日本人もいるのでその人たちから聞いた話をもとに、どんなアメリカへの移住方法があるのかをご紹介します。

アメリカ移住には何が必要なの?
まず第一に「ビザ」という言葉を聞いたことはありますか?アメリカに入国するためには、たとえ旅行だとしても「観光ビザ」というものを取得し、3ヶ月以内に出国しなくてはならない、という厳しい決まりがあります。
アメリカは、「移民の国」と言われている通り世界各国から移住をしようと人が集まっています。
そこで、国が移民の数をある程度制限しようとしたため「ビザ」の制度がはじまりました。
アメリカに移住するためにはまず「ビザ」を取得し、「永住権」を手に入れる必要があります。永住権を持っていると、アメリカへの出入国は自由にでき、仕事も特に制限がなく、無制限に滞在することができます。
永住権は、別名「グリーンカード」とも呼ばれています。1940年代グリーンカードの制度が始まった当初はカードが緑だったそうです。(現在は白い紙を使用しています。)
移住が許されるビザは大きく分けて5つあります。
①配偶者ビザ
アメリカの国籍を持っている人の直近親族を持つ配偶者、子供、両親、兄弟、姉妹が対象となります。取得するまで、約1年かかります。
②DV抽選永住権
聞いた事があるかもしれませんが、アメリカでは年に1回抽選によってグリーンカードを取得することができます。申請する期間も含めて、約2年かかると言われています。
当たれば、ほぼ無条件でグリーンカードをもらうことができるという夢のような抽選ですね。「宝くじ」のようだという人もいるくらいです。
全世界で、だいたい1200万人の人が応募し約10万人が当選しています。2016年には636人の日本人が当選したようです。この数字をみると、もしかしたら私にも可能性があるな、と思えますよね。
③アメリカへの投資
このビザは、アメリカの地域の発展や雇用の促進を目的につくられたビザです。得にスポンサーなどは必要ありませんが、100万ドル以上の投資を行い、2年以内に10人のアメリカ人を雇用しなくてはいけません。
経営の経験があり、アメリカでもバリバリと仕事をしたいという人には向いているビザですね。このビザは申請が完了するまでに、約2年かかるためかなり入念な準備が必要となります。
④自分の芸術的才能や研究
芸術やスポーツにおいて、秀でた才能を持っているひと・研究結果が世界的に認められているひとに与えられるビザです。そして、アメリカに移住することで経済・文化に貢献することができると認められた場合は、グリーンカードが発行されます。また、このグリーンカードはご家族にも有効です。
⑤アメリカのスポンサーのサポートをする立場になる
アメリカの雇用先のまとめ役になり、一年以上働きグリーンカードに切り替えるという方法です。この方法は人により、取得まで1年から5年かかると言われています。
一番ハードルが高そうだけど、現実的な方法は「グリーンカード」の抽選に当たることだと言えます。私は、アメリカでどうしてもミュージカルの仕事をしたかった友達がいます。その子は4年間グリーンカードを応募し続け、昨年ようやく抽選に当たったそうです。
そして、日本人の女の子と結婚し2人はニューヨークに住んでいます。
他にも、アメリカのバスケットボールのチームに入りたいと思っていた友達が3年応募し、幸運なことにアメリカのチームで活動をしています。もしもあなたが、アメリカで叶えたい夢があれば迷わず「グリーンカード」に応募することをオススメします。
そこで、一番だれにでも可能性のある「DV抽選永住権」について詳しくご紹介します。

『DV抽選永住権の応募方法』
①DV-2019移民多様化ビザ抽選プログラムに申請をする
申請の仕方に自信のない方は、斡旋業者にたのんで、申請をしてもらう方法もあります。その方が確実な場合もありますが、斡旋業者を装っている悪質なサイトもあるためご注意ください。
②当選結果
E-DVウェブサイトでのみ、当選の確認をすることができます。
http://www.dvlottery.state.gov
③面接
面接の約1~2ヶ月前になると、面接日時の通知が送られてきます。
④健康診断
無事に面接を終えると、健康診断を受診をしなくてはいけません。アメリカに移住する際は、予防接種なども必要になります。
⑤写真・封筒の準備
過去6ヶ月以内に白の背景で撮影された写真を2枚用意。そして、郵便局でレターパックプラス封筒を購入し住所を明記します。
⑥ビザの取得
ビザの許可がおりると、7日ほどでビザの付いたパスポートが送られてきます。
応募に必要なものは?
グリーンカードの応募自体は、そんなに難しいものではありません。
条件として、「高卒以上」「2年以上の実務経験がある」これを満たしていれば応募することができます。
①個人情報(名前、現住所、配偶者の情報)
②証明写真
なんとこの2つさえあれば簡単に応募が済んでしまいます。
なお、応募の際にタイプミスをしてしまったり、半角や全角が混じってしまい、それだけで失格になってしまう人は少なくありません。業者に頼まず自分で応募する場合は、その点にはとくに注意しましょう。
これであなたも、アメリカ移住への第一歩をあゆむことができますね。応募は無料で、損をすることはなにもありません。まずは気軽に書類の申請をしてみましょう。きっと、新たな楽しい人生が待っているはずです。
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