『アメリカでハロウィンを楽しむ』
1. 仮装をして学校に行く
2. トリック・オア・トリートに出かける
3. ハロウィンで気をつけるべき3つのポイント
ハロウィンを安全に楽しむためには、上記の3つがポイントです。
アメリカのハロウィンは、映画やドラマで見たことがあると言う人も多いのではないでしょうか。
子供たちが仮装をして、可愛らしいカゴを持ち、近所を回ってお菓子をもらって歩く子どもの姿をテレビで見たことがある人も多いと思います。
もしも留学に行ったら、このようなアメリカの本場のハロウィンを楽しむ機会に恵まれるでしょう。そんな時、どのようにハロウィンを楽しんだら良いのでしょうか。ここでは、3つの方法をお話しします。

『ハロウィンを楽しむ方法(その1):仮装をして学校に行く』
10月31日のハロウィンは、くれぐれも普段の格好で学校に行ってはいけません。その日は仮装をして学校に行くのが通のハロウィンの楽しみ方です。
私がアメリカの高校に入学していた時も、ハロウィンの日はどの友達も仮装していました。どれもこれも手作りで工夫がされた仮装ばかりでした。
例えば全身黒ずくめにして忍者の格好をした友達もいましたし、化粧を工夫してキャラクター物に変装していた友達もいました。また、男子生徒の中には膝丈よりも短いミニスカート履き、女装している人もいました。
また、ハロウィンの日は先生たちも仮装をしています。
むしろ、仮装していない先生なんていないくらいです。留学生にとっては「もしかしたら、誰も変装していないかもしれない」「もしかしたら、変装しているのは自分だけかもしれない」と不安に思うかもしれません。
しかし、そんなはずはありません。留学生としてアメリカにいるならば、ぜひハロウィンの日は仮装をして学校に出かけましょう。
どんな仮装にするかは個人の自由ですので、必ずしも魔女やおばけなど、ハロウィンっぽい仮装を選ぶ必要はないですよ。
ただ民族的・伝統的な洋服や人種に関するような仮装は避けた方がいいですね。例えば、日本人留学生が日本の着物や袴をハロウィンに着るならば問題ありませんが、他の国の伝統的衣装を着ない方がいいですね。
伝統衣装は伝統衣装であり、「仮装」と見られることはあまりないからです。
また、他の人種の仮装をオススメしないです。例えば世界的にもタブーなものだったり、政治的な側面がある衣装はトラブルの原因になってしまいます。誰かを不快にさせるような格好はしないことで楽しくハロウィンを過ごすことができるようになりますよ。

『ハロウィンを楽しむ方法(その2):トリック・オア・トリートに出かける』
実は、映画やドラマで見るようなトリック・オア・トリートに出かけるのは、せいぜい小中学生までなのです。
しかし、中には高校生でもトリック・オア・トリートに出かける人もいます。もしも友達が出かけると言うのなら、絶対に一緒にいきましょう。
私たちは、ハロウィンの夜は友達の家に集まり、みんなで仮装をし、トリック・オア・トリートに出かけました。
友達の話によると、子供たちによっては枕カバーを持ってトリック・オア・トリートに出かけることもあるそうです。理由は簡単。よく日本でもジャックランタンのカゴなどが売られていますが、あんな大きさでは集めたお菓子全部が入らないからです。
枕カバーを 1、2 枚持っていれば、まず集めたお菓子が全部入るだろうということでした。そのため、私たちは枕カバーを持って出かけた記憶があります。
行った先々でお菓子をもらい、また、近所でハロウィンの日限定のお化け屋敷を作成している人がいましたので、そのお化け屋敷も通らせてもらいました。
驚いたのは、何人もの子供たちが親の送迎でトリック・オア・トリートをしていたことです。
実は、ハロウィンの日は治安が悪くなることでも有名なのです。子供たちが仮装するために、悪いことを考える人も仮装をし、泥棒をしたり事をしたりということがあるそうです。
そのようなことを懸念して、今では親が子供たちに、歩いてトリック・オア・トリートをさせるのではなく、親が送迎をすると言うスタイルも現れつつあるそうです。
ちなみに、ハロウィンのお菓子に興味がある場合は11月1日にお店に行くと良いです。日本だとハロウィンが終わった瞬間にお店はクリスマス一色になりますが、アメリカの11月1日はハロウィンの売れ残り商品が一斉に割引になります。

『ハロウィンを楽しむ方法(その3):気をつけるべき3つのポイント』
ハロウィンは楽しいお祭りのようなものですが、ホストペアレンツによると、ハロウィンを楽しむ際の注意事がありました。
1. ハロウィンの飾り付けをしていない家には絶対に行かない
2. トイレットペーパーを投げない
3. もらったお菓子は全部最初にホストペアレンツ(家族)に見せる
ここでは、上記の3つについて紹介します。
ポイント1. ハロウィンの飾り付けをしていない家には絶対に行かない
ハロウィンは確かに全国的なお祭りではありますが、中にはハロウィンの考え方自体に反対の人もいます。
それに知らない子供たちのためにお菓子を用意するなんていいや、と言う人もいるし、知らない人たちが家の扉を叩くなんて怖い、と考える人思います。
子供がいる家ならばハロウィンにも興味がありますが、子供がいない家の場合は、ハロウィンには興味がないということもあり得ます。
また、前述の通り、ハロウィンの夜は治安が悪くなることで有名ですから、戸締りをしっかりしておきたいという家庭もあるのです。
そのため、ハロウィンには参加したくないと思う家庭はハロウィンの飾り付けをしないのです。
つまり子供がトリック・オア・トリートに行く場合、ハロウィンの飾り付けをしている家には行っても良いけれど、飾り付けをしていない家には絶対に行ってはいけないということでした。
飾り付けをしていない家にトリック・オア・トリートと言いながら扉を叩いてしまえば、警戒されてトラブルになる可能性もあるからです。
ポイント2. トイレットペーパーは投げない
当たり前の感覚ですが、トイレットペーパーは投げてはいけません。どうやらハロウィンの夜は、ティーネージャーたちにとっては絶好の夜遊びができる夜なのです。
ハロウィンの夜は、近所の家や木に向けて、トイレットペーパーを投げるティーネージャーが多いそうです。これは犯罪になってしまうんです。
現実的に、トイレットペーパーが木の枝にでも引っかかれば回収はなかなか難しいでしょう。ホストペアレンツには私がどの友達とトリック・オア・トリートに行くのかどうか知っていましたし、友達も私のホストペアレンツに挨拶をしてくれていました。
ホストペアレンツからは、「あなたの友達は安心だけれど、万が一他のティーネージャーと鉢合わせをしたりして、そのような行動を見たとしても、絶対に関わってはいけない」と言われました。
ポイント3. もらったお菓子は全部最初にホストペアレンツ(家族)に見せる
トリック・オア・トリートでは、チョコレートやキャンディーなどをもらうと言うイメージがあります。ただ中にはドラッグ・薬物が混ざっていることもあるそうです。
ドラッグや薬物をまるでキャンディーかのように可愛らしい包みにまとめ、お菓子のようにして子供たちに渡すことで、子供たちがドラッグや薬物を口にしてしまうということがあると言うことでした。
子供の手元に渡ったドラッグや薬物は他のお菓子と混ざりますから、仮に違法なものが見つかったとしても、どの家庭から来たものかはわかりません。
そのため、違法なものを口にしないように、問題に巻き込まれないように、もらってきたお菓子は口にする前に全てホストファミリーに見せるようにと言われました。
もちろん、私がドラッグや薬物と言う問題に慣れていないから、念には念をと言うことで家族に見せるようにと言われたのだと思います。しかし、やはり子供たちがトラブルに巻き込まれないようにするためには必要な配慮だと感じました。

1. 学校には仮装して行こう
2. トリック・オア・トリートに出かけよう
3. 注意事項
いかがでしょうか。ドラマや映画ではとにかく楽しそうなハロウィンですが、気をつけなければいけないこともたくさんあります。
特にハロウィンでのトラブルは多いようで、うっかりタチの悪い友達に関わってしまったと言うだけでも、留学生には致命的な問題になりかねません。事件に巻き込まれると言うこともあるかもしれません。
そのため、特に土地勘がなく、文化や習慣に不慣れな留学生は、とにかくホストファミリーや友達の言うことを聞く必要があります。
また、留学生としてハロウィンの夜を友達と過ごすならば、きちんとした友達を選びましょう。安全を第一に、楽しいハロウィンを過ごしましょうね。
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